原油相場は反発です。週明けの時間外取引は軟調に始まり、中国の原油処理量不振で頭重い展開となりましたが、欧州時間帯からは米国の需要期待で切り返しています。

6月17日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$1.88高の$80.33/bblで、引け後の時間外取引は$80/bbl台半ばです。

 

20日の7月限納会を控えて取引の中心は8月限に移っていますが、その8月限も$80/bbl大台まであと一歩の水準となっています。

 

需給バランス見通しにより原油相場の下値は堅いと見られており、需要期のピークに向かう米国の消費に対する期待感が市場のムードを強気に傾けています。一方で、中国の需要に対するネガティブな印象は、今のところ市場では材料視されていないようです。

 

中国国家統計局によると、5月の同国の原油処理量は日量1,430万バレル相当の6,052万トンで前年比1.8%減でした。前月に続く減少で、年初来の累計は0.3%の増加です。

 

 

5月は輸入が前年比8.7%の減少だったので、国内原油需給バランスは460万トンの余剰と昨年12月以来の供給過剰幅となりました。

2024/6/17
NYMEX WTI Jly: $80.33/bbl ( +1.88 )
20日移動平均: $77.93 ( +0.25 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $81.86/ -2σ: $74.00
 幅: $7.86 ( +0.08 ) / 100日平均: $7.39
ボラティリティ
 26.02 ( +1.14 ) / 100日平均: 22.40

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