原油相場は小幅ながら4営業日続伸です。しかし底堅いというだけで高値は前日水準より切り下がっており、$80/bbl超えに抵抗を示しています。

6月13日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比12セント高の$78.62/bblで、引け後の時間外取引は$77/bbl台後半です。

 

EIA による最新の世界の石油需給バランス見通しは、第2四半期の僅かな供給不足から第3四半期は不足幅が拡大します。

月ごとに細かく見ると3~5月は供給過剰で6~9月は不足と推定されています。3~5月の余剰が4~5月の原油相場の下げにつながっていたとすると頷ける話ですし、大きな不足に転じた6月に相場の戻りが始まったことも符合します。

 

 

需給バランス見通しは7~8月に供給不足がやや緩み、9月に再び逼迫する模様です。

そうなると、目先は$80/bblを抜いてどんどん上昇を続けるのも難しいのかも知れません。

2024/6/13
NYMEX WTI Jly: $78.62/bbl ( +0.12 )
20日移動平均: $77.60 ( +0.11 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $81.54/ -2σ: $73.65
 幅: $7.90 ( -0.00 ) / 100日平均: $7.34
ボラティリティ
 25.01 ( -0.14 ) / 100日平均: 22.51

にほんブログ村 先物取引ブログ 原油先物へ
にほんブログ村