原油相場は堅調です。週明けの時間外取引は小動きに始まりましたが、$76/bblを超えて金曜の高値を抜くと上昇を加速しました。

6月10日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$2.21高の$77.74/bblで、引け後の時間外取引は$78/bbl台前半です。

OPEC+ 会合後の弱気ムードから冷静になり、第3四半期一杯は需給バランスが引き締まることを思い出したようです。

もちろん10月以降は減産幅が縮小して行く予定ですが、目先は下げ続ける理由が強くありません。

 

ただし、地政学リスクの思惑による支援もなく、需給バランスも大きく逼迫しているわけでないため、4月後半以降の下げトレンドが終わったとも言えません。$80/bblを超える展開にならない限り、戻りの限界を迎えて反落に向かうでしょう。

 

今週は各機関の需給見通しが発表されます。その数値にも注目されます。

2024/6/10
NYMEX WTI Jly: $77.74/bbl ( +2.21 )
20日移動平均: $77.33 ( +0.04 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $81.32/ -2σ: $73.33
 幅: $7.99 ( -0.02 ) / 100日平均: $7.26
ボラティリティ
 25.77 ( +2.02 ) / 100日平均: 22.67

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