原油相場は続伸です。前日引け後の時間外取引は$74/bbl台半ばの小動きで$75/bblに阻まれましたが、ニューヨーク時間帯になると価格水準がやや切り上がりました。

6月6日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$1.48高の$75.55/bblで、引け後の時間外取引は$75/bbl台半ばです。

 

OPEC+ の減産は中長期に縮小方向とはいえ、第3四半期一杯は現行の自主減産が続き、何より協調体制が機能しています。

原油相場が$70/bblを割って下落を続けるのは協調が崩れて野放図な増産が始まるか、需要の大幅な低下が見られた場合と思われます。

 

現在はどちらにも該当しませんから、一定の戻りがあって然るべきでしょう。

とはいえ、地政学リスクの思惑が後退している以上、需給バランスだけで見ると上昇にも限界があります。

4月後半以降の下げトレンドは、まだ終わっていないと考えられます。

 

ロイターの調査によると、5月の OPEC 産油量は日量2,663万バレルで前月比同15万バレル増でした。

生産目標に対する超過は日量25万バレルです。

2024/6/6
NYMEX WTI Jly: $75.55/bbl ( +1.48 )
20日移動平均: $77.47 ( -0.20 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $81.42/ -2σ: $73.51
 幅: $7.91 ( +0.20 ) / 100日平均: $7.20
ボラティリティ
 23.82 ( +1.07 ) / 100日平均: 22.77

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