原油相場は反落です。前日引け後の時間外取引は$80/bbl大台での推移となりましたが、ガソリン需要期入りした米国の景気に対する不安が一段の上昇を阻んでいます。
5月29日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比60セント安の$79.23/bblで、引け後の時間外取引は$79/bbl台前半です。
OPEC+ が第3四半期も減産を維持した場合、世界の需給バランスは引き続き引き締まる見通しです。とはいえ、逼迫の幅は大きなものではなく、地政学リスクのような追加の支援材料がなければ上昇トレンドを形成することは難しいと考えられます。
引け後に米国石油協会 (API) が発表した週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は140～190万バレル減少の事前予想を上回る前週比649万バレル減でした。前回は同250万バレル増加した原油在庫ですが、再び減少です。クッシング原油在庫も同171万バレルの減少に転じました。
ガソリン在庫は小幅の減少、中間留分は前回の小幅減から205万バレルの増加となりました。
2024/5/29
NYMEX WTI Jly： $79.23/bbl ( -0.60 )
20日移動平均： $79.36 ( -0.01 )
ボリンジャーバンド
+2σ： $80.95/ -2σ： $77.77
幅： $3.18 ( -1.04 ) / 100日平均： $7.24
ボラティリティ
21.36 ( -0.04 ) / 100日平均： 23.45
にほんブログ村