原油相場は反発です。週明けの時間外取引は軟調に始まりましたが、$78/bbl割れをサポートされると上昇に転じました。しかし、$80/bbl超えを目指す勢いはありません。
5月13日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比86セント高の$79.12/bblで、引け後の時間外取引は$79/bbl台前半です。
中東情勢に大きな進展はなく、足元の需給バランスのタイト見通しも顕在的は修正が行われず、ドライブ シーズンに向けた需要期待感が下値を支えます。
米国エネルギー情報局 (EIA) の掘削生産性レポートによると、6月の米国主要シェール産地の産油量は日量985万バレルで前年比4.7％増となる見通しです。38か月連続の増加と前年比の増加が続くとはいえ、増勢はやや頭打ちという印象も拭えません。
4月の掘削済み未仕上げ坑井数は前月比6基増の4,510基でした。13か月振り増加となった前月に続いて増えています。掘削済みは3か月振りの減少、仕上げ済みは小幅の増加となっています。
掘削生産性レポートは、6月から EIA 短観に統合される予定です。
2024/5/13
NYMEX WTI Jun： $79.12/bbl ( +0.86 )
20日移動平均： $80.62 ( -0.16 )
ボリンジャーバンド
+2σ： $85.25/ -2σ： $75.99
幅： $9.26 ( -0.49 ) / 100日平均： $7.46
ボラティリティ
19.25 ( +0.75 ) / 100日平均： 24.94
