原油相場は反発です。前日引け後の時間外取引は軟調に始まり一時$77/bblを割って3月中旬以来の安値を付けました。しかし、その後は切り返しています。
5月8日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比61セント高の$78.99/bblで、引け後の時間外取引は$79/bbl台前半です。
需給バランス見通しには大きな変化がなく、大局的にはトレンドが下げの方向に変わりつつあると考えられますが、今は短期的な上昇のサイクルに入っていると見られます。
米国エネルギー情報局(EIA)が5月8日に発表した週間統計によると、先週末の米国の原油在庫は50~140万バレルの減少予想に対し前週比136万バレルの減少でした。クッシング原油在庫は同188万バレル増加です。
原油処理量は前週比日量31万バレル増加して同1,600万バレル大台に近づき、原油輸入の前週比日量20万バレル増に対し輸出は同55万バレル増でした。
石油製品の総出荷量は2週連続で日量2,000万バレル大台を維持し、前年比も引き続き増加です。
2024/5/8
NYMEX WTI Jun: $78.99/bbl ( +0.61 )
20日移動平均: $81.23 ( -0.24 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $86.23/ -2σ: $76.23
幅: $9.99 ( -0.16 ) / 100日平均: $7.54
ボラティリティ
18.84 ( -0.34 ) / 100日平均: 25.45
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