原油相場は小幅続落です。前日引け後の時間外取引は API 統計の原油在庫大幅増を受けて軟調に始まりましたが、$80/bbl台半ばで支えられると下げ幅を縮小しています。
3月27日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比27セント安の$81.35/bblで、引け後の時間外取引は$81/bbl台半ばです。
目新しいストーリーがないため上値が次第に切り下がっているものの、$80/bbl大台割れにも抵抗を示しています。第2四半期の世界の需給バランス見通しは以前の予測に比べて引き締まると見られているため、売り方は慎重です。
EIA 統計でも原油在庫は予想に反して増加となりましたが、増加幅が前週比317万バレルと 同934万バレル増だった API の数字より小幅だったことから大きな反落にはつながりませんでした。
クッシング原油在庫は前週比211万バレル増で、こちらは API 統計と同様の結果です。
原油処理量は前週比日量15万バレル増で、6週連続の増加となりました。製油所稼働率は88.7％で、定修期はまだ終わっていません。原油輸入量は前週比日量42万バレル増に対し、輸出は同70万バレル減でした。
石油製品の総出荷量は前週比日量21万バレル減で、前回に続き同2,000万バレル大台を割っています。
2024/3/27
NYMEX WTI May： $81.35/bbl ( -0.27 )
20日移動平均： $80.30 ( +0.11 )
ボリンジャーバンド
+2σ： $83.72/ -2σ： $76.88
幅： $6.84 ( -0.05 ) / 100日平均： $8.66
ボラティリティ
21.05 ( -0.03 ) / 100日平均： 30.65
にほんブログ村