原油相場は4営業日振りに反発です。週明けの時間外取引は底堅く始まり、ニューヨーク時間帯には上げ幅を拡大しています。3月後半に入って$80/bbl大台を割っていません。

3月25日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$1.32高の$81.95/bblで、引け後の時間外取引は$82/bbl前後です。

 

世界的な需給バランスの供給不足が第2四半期に入っても続く見通しであることから、原油相場は上昇トレンドを維持しています。そうした中でロシアの製油所に対するウクライナのドローン攻撃が続き、市場には売るきっかけが現れません。

 

ロシアは OPEC+ の減産合意を遵守する姿勢で、サウジアラビアと共に供給のコントロールがされている間は原油相場の支えになります。

 

 ■ Russia Demands Oil Producers Slash Output for OPEC+ (OilPrice.com)

 

一方で需要不安は大きく顕在化しておらず、現状では売り方が仕掛けても相場は崩れずショートカバーを招く流れになってしまいます。

2024/3/25
NYMEX WTI May: $81.95/bbl ( +1.32 )
20日移動平均: $80.04 ( +0.20 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $83.43/ -2σ: $76.64
 幅: $6.79 ( -0.00 ) / 100日平均: $8.72
ボラティリティ
 21.56 ( +0.15 ) / 100日平均: 31.07

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