原油相場は3営業日続落です。前日引け後の時間外取引は底堅く始まり一旦上昇を試しましたが、結局前日高値には届かず反落となりました。

3月22日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比44セント安の$80.63/bblで、引け後の時間外取引は$80/bbl台後半です。

 

火曜に付けた年初来高値からの調整局面ですが、$80/bbl大台割れには抵抗を示しています。

需給バランスが当面緩まない見通しであることから、上昇トレンドの終わりがはっきりしません。といって新しいシナリオがなければ$100/bblを目指すような熱気も起こりません。

 

ベーカー ヒューズによると、3月22日時点の米国の油井リグ稼働数は前週比1基減の509基でした。前年比は84基減少です。


引け後に米国商品先物取引委員会 (CFTC) が発表した3月19日時点の建玉報告では、ヘッジファンドによるWTI 原油先物の買い越し幅は前週比28.1%増で前回の5週振り縮小から再び拡大に転じています。買い玉が昨年10月以来の高水準になりました。

 (参考図表)

総取組高は前週比0.3%の減少です。

2024/3/22
NYMEX WTI May: $80.63/bbl ( -0.44 )
20日移動平均: $79.84 ( +0.08 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $83.23/ -2σ: $76.44
 幅: $6.79 ( -0.47 ) / 100日平均: $8.74
ボラティリティ
 21.41 ( -2.20 ) / 100日平均: 31.29

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