原油相場は小幅続落です。前日引け後の時間外取引は底堅く始まったものの$82/bblに届かず下げに転じ、一方$80/bbl大台割れにも向かいませんでした。

3月21日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比20セント安の$81.07/bblで、引け後の時間外取引は$80/bbl台後半です。

 

火曜の高値からの修正局面となっていますが、基調は12月後半以来の上昇トレンドです。

需給見通しが第2四半期にかけても供給不足となっているため、トレンド転換のきっかけがつかめません。

 

米国石油協会 (API) の3月月報によると、2月の全米の石油製品総出荷量は日量1,933万バレルで前年比2.2%減でした。3か月振りの減少で、年初来の累計では1.3%の増加です。

 

 

2月の国内産油量は日量1,328万バレルで前年比6.0%増。34か月連続の増加で、年初来の累計は4.0%増となっています。

原油と製品を合わせた総石油輸入量は日量870万バレルで前年比2.2%減、輸出は同1,103万バレルで前年比13.3%の増加でした。

国内消費が伸び悩むため、増産はほぼ輸出が吸収しています。

2024/3/21
NYMEX WTI May: $81.07/bbl ( -0.20 )
20日移動平均: $79.75 ( +0.14 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $83.39/ -2σ: $76.12
 幅: $7.26 ( +0.12 ) / 100日平均: $8.77
ボラティリティ
 23.61 ( +0.11 ) / 100日平均: 31.50

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