原油相場は小動きです。概ね$77/bbl台での推移となり、上下いずれの方向にも振れを試したものの続かず、方向性が定まりません。

3月11日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比8セント安の$77.93/bblで、引け後の時間外取引は$78/bbl台前半です。

 

来週には3月も後半入りし、第1四半期の需給タイトはそろそろ材料として賞味期限が切れつつあります。中東情勢も下支えにはなっているものの供給不安を加速するような新規の要素はなく、第2四半期以降の需給バランス見通しの更新が今のところ注目点です。

 

従来第2四半期以降は世界的な需給が均衡から余剰に転ずると予想されており、昨年12月後半から続いてきた上昇トレンドは変化するものと見られてきました。これが OPEC+ の自主減産延長などによってどの程度変化するのかが気になるところです。

 

大きな変化がなければ原油の価格帯は下がるのでしょうし、そうでなければ一定のサポートが効いてくるでしょう。

本日は OPEC と EIA、14 日には IEA の月報が公表予定です。

2024/3/11
NYMEX WTI Apr: $77.93/bbl ( -0.08 )
20日移動平均: $77.85 ( +0.01 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $79.54/ -2σ: $76.17
 幅: $3.38 ( -0.20 ) / 100日平均: $9.30
ボラティリティ
 20.93 ( -0.14 ) / 100日平均: 32.96

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