原油相場は小幅反落です。前日引け後の時間外取引は軟調で中国の原油輸入量が冴えないこともあって下げを続けたものの、安値が前日水準に届かず支えられると下げ幅を削っています。

3月7日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比20セント安の$78.93/bblで、引け後の時間外取引は$79/bbl台半ばです。

第2四半期以降の世界の石油需給バランスが均衡化するシナリオでは原油相場の上昇もそろそろ最終局面となり、ここからの上昇はそれ程期待できません。しかし、OPEC+ の自主減産延長がどのように評価されるかによって状況の変化も考えられます。

中国税関総署によると、1~2月の同国の原油輸入量は日量1,026万バレル相当の8,831万トンで、前年比1.7%減でした。12月には小幅のプラスとなったものの、再びマイナスに転じています。今年は閏年のため1~2月の前年同期との単純比較では前年比5.1%増ですが、日量換算の輸入量は2022年10月以来の低水準となりました。

 

 

石油製品の輸出入は124万トンの輸出超過で、12月の小幅な輸入超過から再び純輸出になっています。


2024/3/7
NYMEX WTI Apr: $78.93/bbl ( -0.20 )
20日移動平均: $77.83 ( +0.12 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $79.80/ -2σ: $75.86
 幅: $3.95 ( -1.34 ) / 100日平均: $9.50
ボラティリティ
 23.00 ( +0.07 ) / 100日平均: 33.33

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