原油相場は3営業日振りに反発です。前日引け後の時間外取引は底堅いスタートとなり、徐々に上昇を続けてニューヨーク時間帯には上げ足を加速して$80/bbl台半ばに達しました。しかし、前日同様その後は大きく上げ幅を削っています。

3月6日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比98セント高の$79.13/bblで、引け後の時間外取引は$79/bbl台前半です。

 

足元の需給逼迫はまだ効いており、地政学リスクもあって原油相場は下げに対して抵抗を示します。需要不安や第2四半期以降の需給バランス見通しの変化などから安定的に上昇を続けるという可能性も強くはないのですが、どちらかというと上げ方向に分のある状況です。

 

来週発表予定の各機関による需給予測が注目されます。

 

米国エネルギー情報局 (EIA) の週間統計によると、先週末の米国の原油在庫は200~260万バレルの増加予想に対し前週比137万バレルの増加で、6週連続の増加となりました。クッシング原油在庫も前週比70万バレル増で4週連続の増加です。

 

原油処理量は前週比日量59万バレル増で6週振りの同1,500万バレル台、輸入は前週比日量84万バレル増に対し輸出は同9万バレル減となっています。

 

石油製品の総出荷量は4週振りに日量2,000万バレル大台を回復です。

 



2024/3/6
NYMEX WTI Apr: $79.13/bbl ( +0.98 )
20日移動平均: $77.71 ( +0.15 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $80.36/ -2σ: $75.07
 幅: $5.29 ( -1.14 ) / 100日平均: $9.60
ボラティリティ
 22.93 ( +0.18 ) / 100日平均: 33.43

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