原油相場は続落です。前日引け後の時間外取引は軟調に始まり、ニューヨーク時間帯には一時戻りを見せたものの、結局マイナス圏で引けています。

3月5日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比59セント安の$78.15/bblで、引け後の時間外取引は$78/bbl台前半です。

 

中国の需要に対する弱気観測が重石となり、OPEC+ の自主減産延長も果たして需要不安の表れと意識されています。

需給バランス見通しに大きな改善が無い限り、昨年末から続いてきた上昇トレンドはいずれ維持できなくなります。

 

引け後に米国石油協会 (API) が発表した週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は200~260万バレル増加の予想に対して前週比42万バレル増でした。5週連続の増加ですが、過去3週に比べると小幅です。

ガソリン、中間留分在庫共に予想をやや上回る減少となりました。中間留分は7週連続の減少となっています。

2024/3/5
NYMEX WTI Apr: $78.15/bbl ( -0.59 )
20日移動平均: $77.56 ( +0.06 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $80.78/ -2σ: $74.35
 幅: $6.43 ( -1.17 ) / 100日平均: $9.67
ボラティリティ
 22.76 ( +0.34 ) / 100日平均: 33.55

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