原油相場は反発です。週明けの時間外取引は前週末の下げを引き継いで頭重い展開で始まりましたが、$75/bbl台で下げ渋ると反発に転じています。

2月26日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$1.09高の$77.58/bblで、引け後の時間外取引は$77/bbl台半ばです。

 

足元の世界の需給バランスは引き締まっているものの、第2四半期以降は緩む可能性が高い見通しです。

$70/bbl大台での往来でこの水準から大台前半への下げに向かった場合、その下げサイクルが終わって上昇に転じても需給バランスの変化を先取りした重石に圧されてしまいます。

 

であるならば、需給の逼迫と中東情勢という2つの支援要素がある間は12月後半以降の上昇トレンドを崩さないように下げ渋るのも、理にかなった展開と考えられます。

 

とはいえ、$80/bblを超えて上昇するには新しいシナリオが必要で、現状ではそこまでの動きにはなれません。

2024/2/26
NYMEX WTI Apr: $77.58/bbl ( +1.09 )
20日移動平均: $76.60 ( +0.10 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $80.60/ -2σ: $72.59
 幅: $8.00 ( -0.06 ) / 100日平均: $9.79
ボラティリティ
 26.47 ( +0.32 ) / 100日平均: 33.85

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