2月19日の NYMEX WTI 原油先物はプレジデンツデーの祝日のため休場で、時間外の電子取引は$79/bbl台前半です。納会を控えた3月限だけ小幅上昇で、他はやや軟調となっています。
3月限の玉整理に引きずられて下げ渋っていますが、WTI 相場の上昇サイクルは峠を越えた感があります。
足元の世界的な需給バランスの引き締まりと中東情勢を背景にした原油相場は下値が固いものの、$80/bblを超えて上昇を続けるシナリオには欠けています。中東情勢にしても、原油の供給を脅かすような事態にはなっていません。
世界の石油需給バランスは第2四半期以降均衡化が予想されており、通年ではやや余剰となる見通しです。
そのため、原油相場が堅調でいられるのも後数週間と考えられます。その間にどこまで高値を狙えるかという話になりますが、このまま$70/bbl大台レンジ圏での下げに転じた場合、次の上昇期に入る頃には需給バランスの緩みを反映した重石が効いてくると考えられます。
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