原油相場は続落です。引け値は7営業日振りに$75/bblを割りました。
2月1日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$2.03安の$73.82/bblで、引け後の時間外取引は$73/bbl台後半です。
パレスチナ停戦の思惑や OPEC+ の生産規模維持などが相場の空気を重くしています。
OPEC+ の共同閣僚監視委員会では、生産目標の変更について提言は行われませんでした。
第2四半期以降の方針が定まりません。需要への不安は燻るものの、加盟国には更なる減産への抵抗もあります。既にアンゴラは OPEC を離脱して生産調整を止めており、強い締め付けは組織自体の存続を危うくします。
次回の共同閣僚監視委員会は4月3日に予定されており、第2四半期の方針はそれまでに固まるものと思われます。
ロイターの調査によると、1月の OPEC 産油量は日量2,633万バレルで前月比同41万バレル減でした。
調整免除のリビアの混乱による供給停止が大きく響いており、今年に入って引き下げられた生産目標に対しては日量21万バレルの超過となった模様です。
足元の需給が引き締まっている以上、OPEC が今意図的に生産量を絞らないのは妥当な動きと考えられます。
2024/2/1
NYMEX WTI Mar: $73.82/bbl ( -2.03 )
20日移動平均: $74.70 ( -0.09 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $78.95/ -2σ: $70.46
幅: $8.49 ( -0.08 ) / 100日平均: $10.66
ボラティリティ
29.77 ( -0.17 ) / 100日平均: 32.43
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