原油相場は反発です。週明けの時間外取引は軟調に始まりましたが、欧州時間帯になって切り返すと株高などにも支えられ終値は12月下旬以来の$75/bbl台となりました。
1月22日の NYMEX WTI 原油先物の2月限は前日比$1.78高の$75.19/bblで納会し、3月限引け後の時間外取引は$74/bbl台半ばです。
WTI 相場は年初に$70/bbl大台を割った後、足元の需給バランスの引き締まりを背景に下値を切り上げる展開となっています。地政学リスクと景気減速懸念の綱引きで振れはあるものの、基本は底堅い流れです。
とはいえ、第2四半期には需給見通しが均衡に変わるため、堅調が長期に続く見込みも高くはありません。
リビアで3週間振りに生産が再開ということです。
■ Libya restarts production, exports from country’s largest oil field (WorldOil)
同国は政情不安で生産が変動ことも珍しくなく、大抵は直ぐに産油量が回復します。むしろ年間を通して供給の安定していた昨年が、ここ10年では稀な年だったと言えます。
2024/1/22
NYMEX WTI Feb: $75.19/bbl ( +1.78 )
20日移動平均: $72.98 ( +0.23 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $75.66/ -2σ: $70.31
幅: $5.35 ( +0.28 ) / 100日平均: $10.71
ボラティリティ
30.96 ( +0.95 ) / 100日平均: 31.72
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