原油相場は反発です。前日引け後の時間外取引は木曜の地合いを引き継いで軟調に始まりましたが、$86/bbl台前半で支えられると上昇に転じています。
9月8日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比64セント高の$87.51/bblで、引け後の時間外取引は$87/bbl台前半です。
環境に大きな変化はなく、引き続き供給逼迫の思惑が需要不安を抑えて強気優勢な状況です。
豪州の LNG プロジェクトでのストが原油市場で材料視されていましたが、スポットの LNG 市況は軟調なようです。
■ Asian spot prices slip on tepid demand, Australia strike offers no support (Reuters)
ベーカー ヒューズによると、9月8日時点の米国の油井リグ稼働数は前週比1基増の513基で、前年比は78基の減少です。
引け後に米国商品先物取引委員会 (CFTC) が発表した9月5日時点の建玉報告では、ヘッジファンドによるWTI 原油先物の買い越し幅は前週比35.6%増で2週連続の拡大です。売り玉数が今年4月中旬以来の低水準となる一方、買い玉数は昨年6月以来の高水準です。
(参考図表)
総取組高は前週比2.7%増で2週連続の増加となっています。
2023/9/8
NYMEX WTI Oct: $87.51/bbl ( +0.64 )
20日移動平均: $83.13 ( +0.46 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $88.86/ -2σ: $77.40
幅: $11.46 ( +1.00 ) / 100日平均: $9.68
ボラティリティ
19.89 ( -1.25 ) / 100日平均: 31.42
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