原油相場は続伸です。前日引け後の時間外取引は軟調に始まり、中国の原油輸入の落ち込みで一時$100/bblを割りましたが、IEA の月報で OPEC+ の増産量が低調なことやロシアの供給量の大幅な減少予測が伝えられて反発しています。米国原油在庫の大幅増にも、市場の反応は大きくありませんでした。
4月14日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$3.65高の$104.25/bblで、引け後の時間外取引は$103/bbl台後半です。
米国エネルギー情報局 (EIA) の週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は30~90万バレル増加の予想を大幅に超える前週比938万バレル増でした。昨年3月以来の増加幅で、API 統計の同776万バレル増も上回っています。クッシング原油在庫も前週比45万バレル増となりました。
原油処理量が前週比日量45万バレル減る一方、輸入の同31万バレル減に対し輸出の減少は同151万バレルに上ります。
石油製品の総出荷量は日量1,900万バレルを下回り、前週比も過去5年平均比も同100万バレルを超えるマイナスとなりました。
ガソリンの出荷量は3週連続の減少で、価格高騰の影響がうかがえます。
国際エネルギー機関 (IEA) の4月月報によると、2022年の世界の石油需要見通しは日量9,940万バレルで前月の予想から同26万バレルの下方修正です。前年比の伸びは日量190万バレルとなる見込みです。一方、2022年の OPEC 原油を除く世界の総石油供給量は前年比日量200万バレルの伸びで、前回から同10万バレルの下方修正となっています。
IEA 推定の3月の世界の総石油供給量は日量9,910万バレルで前月比同45万バレル増。OPEC 推定産油量は日量2,854万バレルで前月比同6万バレル増に留まりました。OPEC+ 全体の増産量は日量4万バレルで目標の10%の水準です。
3月には軽微だったロシアの供給量減少は足元で日量70万バレルに及び、4月中に同150万バレルに達して5月以降は同300万バレル近い水準となると IEA は見ています。
中国税関総署によると、3月の同国の原油輸入量は日量1,009万バレル相当の4,271万トンで前年比14.0%減でした。前月比も4.5%減っています。
石油製品の輸出入は輸入が11か月振りの200万トン割れとなり、222万トンの輸出超過です。
2022/4/13
NYMEX WTI May: $104.25/bbl ( +3.65 )
20日移動平均: $102.01 ( +0.24 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $114.13/ -2σ: $89.88
幅: $24.26 ( -1.30 ) / 100日平均: $19.64
ボラティリティ
68.37 ( +0.61 ) / 100日平均: 48.49
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