原油相場は小確りで3営業日続伸となりました。前日引け後の時間外取引は$71/bblを超えましたが、ニューヨーク時間帯では軟調に転じ引けにかけては$70/bbl大台を割る場面もありました。

9月14日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比1セント高の$70.46/bblで、引け後の時間外取引は$70/bbl台後半です。

国際エネルギー機関 (IEA) の9月月報によると、2021年の世界の石油需要見通しは日量9,620万バレルで前月の予想から大きく変わっていませんが、前年比の伸びは同520万バレルで前回から11万バレル減速です。2022年の需要予測は日量9,940万バレルで前回から横ばい。前年比の伸びも同320万バレルで変わりません。

 

IEA 推定の8月の世界の総石油供給量は日量9,610万バレルで前月比同54万バレル減でした。OPEC+ の増産は供給障害により相殺されるため9月の供給量も増えない見通しです。

 

メキシコ湾の海洋油田ではプラットフォームの退避が6.7%、生産量の停止は全体の39.6%に当たる日量72万バレルとなっています。熱帯性暴風雨ニコラスの影響もあるのか未だ完全に復旧していません。

 

中国は先週報じられた戦略備蓄原油740万バレルの放出について、24日に入札を行います。

 

 ■ China to hold first state crude oil reserves auction on Sept. 24 (Reuters)

 

中国の2020年の国内原油需給バランスは6,600万トンの供給過剰で、これは通年の総輸入量の1割に当たります。2019年の余剰量が4,200万トンだったことを考えると大幅な備蓄の増加で、需給調整を行う余力が生じていることをうかがわせます。一方、今年の余剰は年初から7月までの累計で770万トンに留まっています。

 

引け後に米国石油協会 (API) が発表した週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は350~390万バレル減少の予想を超える前週比544万バレル減でした。8週連続の減少で累計の減少幅は2,160万バレルとなっています。クッシング原油在庫も3週振りに減少です。

 

製品在庫はガソリン、中間留分共に予想をやや上回る減少となっています。

2021/9/14
NYMEX WTI Oct: $70.46/bbl ( +0.01 )
20日移動平均: $68.89 ( +0.17 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $73.14/ -2σ: $64.63
 幅: $8.50 ( +0.32 ) / 100日平均: $7.65
ボラティリティ
 31.30 ( -0.70 ) / 100日平均: 29.14


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