原油相場は3営業日振りに反発です。前日に$65/bblの節目でサポートされた後は底堅い展開が続きますが、$69/bblには届いていません。

8月10日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$1.81高の$68.29/bblで、引け後の時間外取引は$68/bbl台半ばです。

 

米国エネルギー情報局 (EIA) の8月短観によると、2021年の世界の石油需要見通しは日量9,763万バレルで前月の予想から変わらず、2022年の需要予測は日量1億125万バレルで前回から同10万バレルの下方修正です。

 

一方、2021年の世界の石油供給見通しは日量9,638万バレルで前回予想から同29万バレルの下方修正、2022年の予測は日量1億179万バレルで前回から同2万バレルの下方修正です。

 

EIA 推定の7月の世界の総石油供給量は日量9,742万バレルで前月比同133万バレル増、OPEC 産油量は日量2,671万バレルで前月比同68万バレル増加となっています。追加自主減産を終了させているサウジアラビアの供給が同50万バレル増です。

 

EIA推定による2021年の世界の石油需給バランスは通年で日量130万バレルの供給不足と推定され、2022年のバランスは同50万バレルの供給過剰と予想されています。今年前半が日量180万バレルの供給不足、後半は同70万バレルの供給不足の推定ですから、7月まで大きく上昇した原油相場はまだ納得できますがその需給動向で更に上げ続けると考えるのは不合理です。

 

 

引け後に米国石油協会 (API) が発表した週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は60~130万バレル減少の予想に対し前週比82万バレル減少でした。3週連続の減少で、累計の減少量は640万バレルとなっています。クッシング原油在庫も同41万バレル減。前回の増加から再び減少に転じました。

 

製品在庫はガソリンが予想を下回る減少、中間留分は予想に反して小幅の増加となりました。

 

米国ハリケーン センターによると、熱帯性低気圧6号は週末にかけてメキシコ湾に侵入するものの熱帯性暴風雨の規模に留まり、進路もフロリダ半島西岸沿いで海洋油田地帯には向かわない見通しです。

2021/8/10
NYMEX WTI Sep: $68.29/bbl ( +1.81 )
20日移動平均: $70.36 ( -0.22 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $74.90/ -2σ: $65.82
 幅: $9.08 ( -0.64 ) / 100日平均: $7.55
ボラティリティ
 41.54 ( +0.93 ) / 100日平均: 32.93

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