原油相場は大きく続伸です。需要回復期待感が引き続きサポートとなり、イランからの供給増加見通しも後退しています。
6月21日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$2.02高の$73.66/bblで、引け後の時間外取引は$73/bbl台半ばです。
イラン核協議は18日の大統領選挙までに成果がなく、反米保守派のライシ新大統領政権下では交渉の修復が早期に進むのは困難と見られています。
中国国家統計局によると、5月の同国のガソリン生産量は1,272万トンで前年比24.7%増でした。軽油の生産量も1,272万トンでこちらは同3.7%減少です。10年前はガソリンの2倍余りだった軽油生産量が、このところの伸び悩みによりガソリンと並ぶ水準になりました。
灯油生産量は前値比49.2%増の432万トンで、2019年比でも1.0%の増加です。
米国商品先物取引委員会 (CFTC) が発表した6月15日時点の建玉報告では、ヘッジファンドによるWTI 原油先物の買い越し幅は前週比3.0%増で4週連続の拡大です。
(参考図表)
総取組高は前週比1.5%減。3週振りのマイナスです。
2021/6/21
NYMEX WTI Jly: $73.66/bbl ( +2.02 )
20日移動平均: $69.68 ( +0.42 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $74.13/ -2σ: $65.24
幅: $8.89 ( -0.48 ) / 100日平均: $8.06
ボラティリティ
19.66 ( +0.43 ) / 100日平均: 31.84
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