原油相場は反発です。ただし、高値は前日に続いて切り下がっており、上昇の勢いは一服です。一方、前日引け後の時間外取引は$70/bbl大台割れを試しましたが、大きな修正安も見せていません。

6月18日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比60セント高の$71.64/bblで、引け後の時間外取引は$71/bbl台前半です。

 

OPEC の専門員会は、足元の原油相場上昇にもかかわらず2021年の米国の原油生産は限定的としています。

 

 ■ 米石油生産、21年の伸びは限定的─OPEC専門委=関係筋 (ロイター)

 

原油相場はコロナ禍前の2019年の水準を超えて、リグ稼働数が800基以上だった2018年の価格域に達しています。しかし投資が伸び悩み、リグ稼働数の回復ペースは鋭いものではありません。

 

 

ベーカー ヒューズによると、6月18日の米国の油井リグ稼働数は前週比8基増の373基でした。前年同期からほぼ倍増ですが、コロナ禍前の水準に比べると引き続き40%余り低くなっています。

 

 

メキシコ湾に発生した熱帯性暴風雨3号は海洋油田地帯の中心部を通過する予想ですが、勢力は強くなく安全・環境執行局からも退避情報などは出ていません。

 

 

CFTC の建玉報告は、新しい祝日の制定により21日発表となります。

2021/6/18
NYMEX WTI Jly: $71.64/bbl ( +0.60 )
20日移動平均: $69.27 ( +0.25 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $73.95/ -2σ: $64.58
 幅: $9.38 ( -1.39 ) / 100日平均: $8.04
ボラティリティ
 19.23 ( -2.27 ) / 100日平均: 31.89

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