原油相場は続伸です。前日引け後の時間外取引はアジア時間帯には軟調でしたがその後切り返し、引けにかけては今週の天井となってきた$35/bblを超えたため週末を控えたショート カバーが上げ幅を拡大しました。
5月29日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$1.78高の$35.49/bblで、引け後の時間外取引は$35/bbl台前半です。
世界的な供給量の減少が着実に進んでいることと、米中間の対立に具体的な進展がなかったことで買い安心感が出ています。
ロイターの調査によると、5月の OPEC 産油量は日量2,477万バレルで前月比同591万バレル減でした。2002年以来最低の生産量で、4月に合意した2018年10月比同970万バレル削減の目標に対しは74%の遵守率ということです。
サウジアラビアや UAE などが減産を主導していますが、一方でイラクの遵守率は38%に留まっています。ナイジェリアの遵守率も19%です。
ベーカーヒューズによると、5月29日時点の米国の油井リグ稼働数は前週比15基減の222基でした。これで11週連続の減少となり、累計の減少数は461基に上っています。EIA 統計の産油量も8週連続の減少を示しています。
引け後に米国商品先物取引委員会 (CFTC) が発表した5月26日時点の建玉報告では、ヘッジファンドによるWTI 原油先物の買い越し幅は前週比4.1%増で12週連続の拡大です。売り玉も増えましたが、買い玉は2018年7月以来の高水準となっています。
(参考図表)
総取組高は前週比1.1%減で2週連続の減少です。
2020/5/29
NYMEX WTI Jly: $35.49/bbl ( +1.78 )
20日移動平均: $29.03 ( +0.68 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $38.91/ -2σ: $19.16
幅: $19.75 ( -0.63 ) / 100日平均: $24.06
ボラティリティ
86.30 ( -28.01 ) / 100日平均: 301.80
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