原油相場は3営業日振りに反落です。月曜に予定されていた OPEC+ のオンライン会合が木曜に延期され、週明けの時間外取引は大きく下げて始まりました。それでも減産に対する期待感が$20/bbl大台後半に留まらせています。

4月6日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$2.26の$26.08/bblで、引け後の時間外取引は$26/bbl台前半です。

 

今週木曜には OPEC+ に加えて更に他の産油国が参加する会合が行われ、金曜には G20 のエネルギー相の会議が予定されています。新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の自粛が招く需要の低下への対抗措置として日量1,000万バレルを超える減産が取り沙汰されていますが、米国の参加の可能性など不透明な部分が多くはっきりとした見通しは立っていません。

 

サウジアラビアや UAE は通常月初に決める公定販売価格の公表を OPEC+ の会合後にしており、減産に対する決意と合意形成に対する不透明感がうかがえます。

 

 ■ Saudi Aramco, ADNOC delay OSPs until after OPEC+ meets on output cuts: sources (S&P Global Platts)

 

OPEC+ の協調減産が3月末に失効し、現在生産が大幅に抑制されているのは経済制裁を受けるイラン、ベネズエラと国内情勢が不安定なリビアです。米国は自国の生産量こそ減らしていませんが、制裁によって日量300万バレルの原油供給を市場から排除しています。

今回も輸入原油に対する関税などによる脅しで他の産油国に働きかけを行ってきましたが、米国自身も痛みを分かち合わなければ歴史的な合意は難しいかもしれません。


2020/4/6
NYMEX WTI May: $26.08/bbl ( -2.26 )
20日移動平均: $27.51 ( -0.15 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $36.22/ -2σ: $18.80
 幅: $17.42 ( -0.67 ) / 100日平均: $12.29
ボラティリティ
 177.87 ( -17.37 ) / 100日平均: 51.45

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