原油相場は底堅い展開です。需要不安による下げが一服した後は、需給均衡と先行きの逼迫懸念が下支えます。
5月27日の NYMEX WTI 原油先物はメモリアルデーの祝日により休場で、時間外取引は先週末比数十セント高い$59/bbl台前半です。
中東の緊張とロシアの供給減が主要な強材料ですが、パイプライン汚染により長期化するロシアの輸出障害は現実の問題の一方、中東情勢は今のところ供給減を招いていません。
先週原油相場を急落させた需要減退観測も現実のものになっておらず、思惑だけで長期的なトレンドを形成することは難しいのでしょう。
足下の世界の需給均衡を考えると$60/bblを大きく離れることは考えにくく、なおかつ先週以来の値動きを見ると下げ方向への抵抗の方がより強いという印象を受けます。
インド石油天然ガス省によると、4月の同国の原油処理量は日量506万バレル相当の2,070万トンで前年比4.3%増でした。前月の同6.5%増に続いて堅調です。インドの原油処理は昨年10月から今年1月にかけて前年割れした後、このところ回復傾向です。

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