原油相場は反発です。高値・安値共に前日水準から切り上がっており、底堅い展開となりました。OPEC や EIA の月報は OPEC 加盟国の大幅な減産を報告していますが、一方で世界の需給バランス見通しは前回に比べて緩くなっています。
2月12日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比69セント高の$53.10/bblで、引け後の時間外取引は$53/bbl台前半です。
OPEC の2月月報によると、2019年の世界の石油需要見通しは日量1億バレルで前回の予想より同8万バレルの下方修正、OPEC 原油を除く世界の石油供給見通しは日量6,134万バレルで前月予想より同18万バレルの上方修正です。OPEC 原油の必要量は減少しています。
OPEC 推定の1月の世界の総石油供給量は日量9,932万バレルで前月比同103万バレル減りました。二次ソースによる OPEC 推定産油量は日量3,081万バレルで前月比同80万バレルの減少です。サウジアラビアが同35万バレル、UAE は同15万バレルを減産しています。
今年第1四半期の OPEC 原油必要量は日量3,040万バレルと見込まれ、1月の供給量はまだ同40万バレルの余剰です。
米国エネルギー情報局 (EIA) の2月短観によると、2019年の世界の石油需要見通しは日量1億145万バレルで前月の予想から同9万バレルの下方修正、2020年の需要予測は日量1億バレルで前回から同14万バレルの下放修正でした。2019年の世界の石油供給見通しは日量1億189万バレルで前回から同10万バレルの上方修正、2020年の供給予測は日量1億356万バレルで同7万バレルの上方修正となっています。
EIA 推定の1月の OPEC 産油量は日量3,073万バレルで前月比同64万バレル減。3か月連続の減少となりました。世界の総石油需給バランスは日量139万バレルの供給余剰です。EIA の予測では、向こう2年間緩やかな余剰の状態が続くと見られます。
リビア最大のシャララ油田は、東部の軍閥が支配下に置いたようです。とはいえ、トリポリ政府軍の巻き返しも予想され、同国の供給はまだしばらく安定しないようですね。1月の同国の産油量は OPEC も EIA も前月比日量5万バレル程度の減少と推定しています。
■ East Libyan forces say they have full control of El Sharara oilfield (Reuters)
引け後に米国石油協会 (API) が発表した週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は210~270万バレル増加の事前予想に反し前週比100万バレル減少でした。4週振りの減少です。クッシング原油在庫も減少に転じています。
ガソリンと中間留分はそれぞれ予想と大きく違わない範囲で増加、減少しています。
2019/2/12
NYMEX WTI Mar: $53.10/bbl ( +0.69 )
20日移動平均: $52.76 ( +0.04 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $54.53/ -2σ: $51.00
幅: $3.53 ( -0.71 ) / 100日平均: $10.81
ボラティリティ
29.19 ( -0.82 ) / 100日平均: 36.11
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