原油相場は続伸です。ここ数日壁になっていた$54/bblを抜けて$55/bblの節目に迫っています。目立った売り材料がない以上、足下の世界的な需給均衡を映して堅調となるのは自然な流れと思われます。
1月30日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比92セント高の$54.23/bblで、引け後の時間外取引は$54/bbl台前半です。
米国エネルギー情報局 (EIA) の週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は前週比92万バレル増と300万バレル程度増加の予想を下回るものでした。クッシング原油在庫は3週連続で減少しています。
製油所稼働率が90.1%と定修期並みの水準になる一方、原油輸入は日量708万バレルで昨年3月以来の低水準を記録しています。輸出も減っているとはいえ、輸入の大幅減少が在庫の伸びを抑えていると言えます。
輸入の内訳を見ると、一時的に増加し日量400万バレルを超えていたカナダからの供給が元に戻ったのと、サウジアラビアからの供給減少が目立ちます。昨年第4四半期には日量100万バレルを超える水準だったサウジ原油の輸入量ですが、先週は同44万バレルでした。ベネズエラ石油公社に対する制裁もこの先の供給量制限につながります。
石油製品の総出荷量は日量2,082万バレルで4週振りに前週比減少しています。中間留分の出荷減少が目立ちます。総出荷量は前年比も3週振りのマイナスです。ただし、製油所稼働率の低下で生産量が減っているため製品在庫は総じて減少傾向でした。
2019/1/30
NYMEX WTI Mar: $54.23/bbl ( +0.92 )
20日移動平均: $51.84 ( +0.25 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $56.28/ -2σ: $47.39
幅: $8.89 ( -1.05 ) / 100日平均: $10.78
ボラティリティ
32.72 ( +0.05 ) / 100日平均: 34.90
![]()
にほんブログ村
