原油相場は小幅続伸です。減産によって供給過剰が改善されるとの思惑が、米国原油在庫増による一段の下げを回避させています。
11月15日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比21セント高の$56.46/bblで、引け後の時間外取引は$56/bbl台半ばです。
各方面の推定により、足下の世界の石油需給バランスは日量200万バレルに迫る供給過剰であると見られ、これが長期化するなら WTI 相場は$40/bblを割れても不思議ではありません。しかし、このところ活発化している減産協議は状況の変化を予想させます。
米国エネルギー情報局 (EIA) の週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は230~320万バレル増加の予想を遥かに超える前週比1,027万バレル増でした。879万バレル増だった API 統計の数字も更に上回っています。5月から9月にかけて4か月かけて減らした在庫を8週で回復させました。
原油処理、輸入共にまだ比較的低水準に留まっていますが、足下の輸入量は処理量に対して過大なうえ輸出が低下し、更に一時停滞していた国内産油量の増勢が回復してます。
一方、石油製品の総出荷量は日量2,239万バレルで前週比同200万バレル増。過去最高の出荷水準を記録しました。これを受けて製品在庫は総じて減少しています。
1,000万バレルを超えるような大幅な原油在庫増加は WTI 相場の大下げにつながって然るべきなのでしょうが、市場に売り疲れムードが広がっていることや12月に入ると季節的に在庫減少に向かうと見込まれることなども相場の崩れを防いでいるのでしょう。
2018/11/15
NYMEX WTI Dec: $56.46/bbl ( +0.21 )
20日移動平均: $62.59 ( -0.65 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $70.81/ -2σ: $54.38
幅: $16.44 ( +0.70 ) / 100日平均: $8.64
ボラティリティ
29.01 ( +0.34 ) / 100日平均: 25.21
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