原油相場は13営業日振りに反発です。安値が$55/bblの節目に達したことによる売り飽きムードと共に、OPEC 減産への思惑が更なる下げを慎重にさせています。

11月14日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比56セント高の$56.25/bblで、引け後の時間外取引は$56/bbl前後です。

国際エネルギー機関 (IEA) の11月月報によると、2018年の世界の石油需要見通しは日量9,920万バレル、2019年の需要予測は同1億60万バレルで共に前回の予想から概ね横ばいです。

一方、2018年の OPEC 原油を除く世界の石油供給見通しは前回から日量20万バレル、2019年の予測は同30万バレルの上方修正となりました。

 

IEA が推定する10月の OPEC 原油生産量は日量3,299万バレルで前月比同20万バレル増加です。2019年の OPEC 原油必要量は日量3,130万バレルなので、現在の生産水準を大きく下回ります。

また、10月の世界の総石油供給量は前年同期比日量260万バレル増となっています。

 

 

IEA によると今年第4四半期には世界の石油需給バランスは日量200万バレルの供給過剰、OPEC の減産がない場合、来年も通年で同100万バレルを超える供給過剰となる見通しです。

 

中国国家統計局によると、10月の同国の原油処理量は日量1,247万バレル相当の5,278万トンで前年比4.6%増でした。過去最高の処理量を記録した前月と遜色ない数字ですが、10月は原油輸入が前年比31%増を記録したため、国内需給バランスは400万トンの余剰となっています。

 

引け後に米国石油協会 (API) が発表した週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は230~320万バレル増加の事前予想を大きく超える前週比879万バレル増でした。過去4週の在庫増加量はことごとく大幅で、平均は800万バレルとなっています。クッシング原油在庫も前週比73万バレル増加し、8週連続の増加となりました。

 

石油製品の在庫はガソリンが予想に反して小幅増、中間留分は予想を少し上回る減少です。


2018/11/14
NYMEX WTI Dec: $56.25/bbl ( +0.56 )
20日移動平均: $63.24 ( -0.74 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $71.11/ -2σ: $55.37
 幅: $15.74 ( +0.95 ) / 100日平均: $8.53
ボラティリティ
 28.67 ( +0.26 ) / 100日平均: 25.21

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