原油相場は4営業日振りに反落です。週明けの時間外取引は$68/bblに迫りましたが、やはり超えることはできず反落しました。といって、$66/bbl台前半では支えられ、方向性が定まりません。
10月29日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比55セント安の$67.04/bblで、引け後の時間外取引は$66/bbl台半ばです。
イラン原油取引に対する米国の制裁開始が来週に迫り、イランは取引所を使った販売などを模索しているようです。
■ Iran sees lukewarm initial interest in domestic bourse crude oil offering (S&P Global Platts)
とはいえ、こうした手段でも制裁が完全に回避できるわけではなく、制裁発動に伴って同国の供給が徐々に減るのは間違いないでしょう。ただ、一気に削減ペースが上がってすぐにゼロになるとの思惑は外れると思われるため、来週以降の判断は微妙なところです。
一方、代替供給を行うと見られる OPEC はリビアやベネズエラらの減産を埋めるために行ってきた増産の効果と需要見通しへの不安から在庫増加について懸念しています。
様々な思惑の色眼鏡を外し、現実の需給を見たときに供給過剰が起きているとしたら、相場が軟化するのは何ら不思議なことではありません。株高による楽観とイラン制裁による需給逼迫観測が招いていた上昇は終わりました。現実にイラン制裁が始まって同国の供給量が減っても、それだけでは織り込み済みと思われます。
原油相場が再び上昇するには、世界の需給逼迫を示す証拠と株価の底入れが必要なのでしょう。
2018/10/29
NYMEX WTI Dec: $67.04/bbl ( -0.55 )
20日移動平均: $69.64 ( -0.27 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $75.89/ -2σ: $63.39
幅: $12.50 ( +0.04 ) / 100日平均: $7.97
ボラティリティ
24.80 ( -2.54 ) / 100日平均: 25.40
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