原油相場は続落です。4月半ばから5月初めにかけての保ち合い圏は下抜けましたが、$66/bblを割れるとサポートされています。

5月29日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$1.15安の$66.73/bblで、引け後の時間外取引は$66/bbl台半ばです。

$66/bblは1月や3月の価格上昇時に天井となった水準で、今はそこが支持線となっている格好ですね。

 

OPEC やロシアによる協調減産緩和の可能性が高まっている今、イランやベネズエラの供給減少による需給ひっ迫の思惑は薄れ、むしろ具体性のはっきりしない供給減少量より来月下旬には明確化する減産の緩和幅による需給の緩みの方が現実的な材料となりそうです。

 

また、足下では襲撃に対する警戒で供給懸念が残るリビアでは、12月に選挙を行うことで政府側と反政府側が合意しています。

軍閥の石油施設を盾に取った好き勝手な行動が短期的な供給途絶を頻発させてきたリビアの生産も、安定化する可能性が高まります。

 

■ Terrorist Attacks Un Libya’s Oil Crescent Raises Security Alert (OilPrice.com)

■ Rival Libyan leaders in Paris agree to hold elections in December (Telegraph)

 

予想を上回るペースの米国の増産を受けて、世界の需給バランスは昨年の供給逼迫から今年に入って均衡していると見られます。

今後需給見通しが緩む方向となるなら、価格予想にも修正があるのが自然なのでしょう。

2018/5/29
NYMEX WTI Jly: $66.73/bbl ( -1.15 )
20日移動平均: $69.80 ( -0.32 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $73.14/ -2σ: $66.46
 幅: $6.68 ( +0.60 ) / 100日平均: $6.63
ボラティリティ
 25.03 ( +0.53 ) / 100日平均: 21.65

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