原油相場は3営業日続落で下げ幅を拡大しました。協調減産の見直しに関する思惑が、買い方を不安にさせています。

5月24日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$1.13安の$70.71/bblで、引け後の時間外取引は$70/bbl台半ばです。

前日の引け後取引は比較的底堅い展開でしたが、アジア時間帯の終盤あたりから軟化を始めて4営業日振りに$71/bblを割っています。

 

ベネズエラやイランの供給不安で支えられてきた原油相場ですが、OPEC やロシアらの協調減産見直しの場合、価格上昇による需要の減退推定もあって早期に需給が緩む可能性も考えられます。

 

足元の世界の石油需給バランスはほぼ均衡していると見られる中、イラン制裁やベネズエラの混乱による供給低下の思惑だけが需要に影響を及ぼす水準にまで相場を押し上げてきました。実体を伴わない思惑による価格変動は容易に修正が行われるとはいえ、大幅な供給過剰になる見通しもないため下値への期待値も低く、売り方の攻めはここ2~3か月ことごとく失敗しています。

ただ、どれだけ急激に増えても輸送能力の問題で供給に制限のある米国内陸部のシェール オイルと違って、OPEC やロシアらの減産緩和は直ちに国際市場への供給を増やします。その辺りの破壊力の差も、市場参加者の心理に与える影響は小さくないと思われます。

2018/5/24
NYMEX WTI Jly: $70.71/bbl ( -1.13 )
20日移動平均: $70.36 ( +0.04 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $73.36/ -2σ: $67.35
 幅: $6.01 ( -0.27 ) / 100日平均: $6.61
ボラティリティ
 19.78 ( +1.06 ) / 100日平均: 21.53

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