原油相場は小動きです。イースターの連休を前に大きな方向性を示すことなく、$53/bblを挟んだ値動きに終始しました。

4月13日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比7セント高の$53.18/bblで、引け後の時間外取引は$52/bbl台後半です。

 

国際エネルギー機関 (IEA) の4月月報によると、2017年の世界の石油需要見通しは日量9,792万バレルで前回の予想より同4万バレルの下方修正です。一方、OPEC 原油を除く2017年の世界の石油供給見通しは日量5,815万バレルで前回から同9万バレルの上方修正となっています。

 

各機関の需給予測が出揃いましたが、概ね来年の需要見通しは前回予想から横ばいか若干の下方修正、供給見通しはやや上方修正という傾向です。

 

IEA 推定の3月の OPEC 産油量は日量3,168万バレルで前月比同37万バレル減少、世界の総石油供給量は日量9,598万バレルで前月比同76万バレル減となっています。

3月はロシアなどの非 OPEC による生産調整が本格化し、IEA によるとその減産遵守率もようやく6割を超えた模様です。

 

中国税関総署によると、3月の同国の原油輸入量は日量921万バレル相当の3,895万トンで、前年比19.4%増となりました。初めて日量900万バレルを超えました。米国の原油輸入量に匹敵する水準となっています。

 

 

3月の入着量急増は1月に今年の輸入枠を入手した中小精製業者の調達が集中したということですが、需給均衡による原油相場上昇を見込んで安値のうちに手当を急いだということでしょうか。

一方、3月の原油輸出も124万トンと大きく膨れ上がっています。

 

石油製品の輸出入は197万トンの輸出超過で21か月連続の純輸出です。中国の石油製品実需が盛り上がっているわけではないのでしょうね。先々には、早めに輸入枠を使い切った精製業者の調達量失速も予想されます。


2017/4/13
NYMEX WTI May: $53.18/bbl ( +0.07 )
20日移動平均: $51.24 ( +0.20 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $55.34/ -2σ: $47.14
 幅: $8.20 ( +0.39 ) / 100日平均: $5.84
ボラティリティ
 16.97 ( -0.13 ) / 100日平均: 28.98

 

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