原油相場は4営業日振りに小幅反落です。前日レンジ圏の上限に迫ったことに対する修正と期近限月交代による鞘滑りで軟化しました。

2月22日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比74セント安の$53.59/bblで、引け後の時間外取引は$53/bbl台後半です。

 

引き続き OPEC 減産の遵守を伝える報道が行われていますが、やはりそれだけで$50/bbl大台後半に向かうことはできないようです。

市場には踏み上げを誘うような売り玉もなく、しばらくは往来を継続することになるのでしょうか。

 

インド石油天然ガス省によると、1月の同国の原油処理量は日量499万バレル相当の2,111万トンで前年比1.5%減少です。16か月振りの前年比マイナスとなりました。

 

 

インドの原油需要は、処理能力の限界もあって日量500万バレル程度で頭打ちとなっています。

 

引け後に米国石油協会 (API) が発表した週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は前週比88万バレル減で、340~350万バレル減少の予想を下回るものでした。

 

5週振りの原油在庫減少ですが、予想を下回る規模では相場への影響も限定的になります。

一方、製品在庫はガソリン、中間留分共に8週振りの前週比減少となりました。

 

2017/2/22
NYMEX WTI Apr: $53.59/bbl ( -0.74 )
20日移動平均: $53.17 ( +0.04 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $54.20/ -2σ: $52.14
 幅: $2.07 ( +0.03 ) / 100日平均: $6.49
ボラティリティ
 18.23 ( +0.13 ) / 100日平均: 32.54

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