原油相場は4営業日振りに反落です。$60/bblの壁は厚いようですが、一方で下値も浅く底堅い展開に変化は無さそうです。

5月1日のNYMEX WTI 原油先物の終値は前日比48セント安の$59.15/bblで、引け後の時間外取引は$59/bbl台前半です。

決定的な支援材料を欠いたまま、結局WTI 相場は週末にかけて$60/bblの節目を超えることができませんでした。

メディアの調査によりOPEC産油量が高水準に留まっていることや、イラクの4月の石油輸出量が日量308万バレルと前月比同10万バレル増加したことなどが相場の重石となっています。

とはいえ、足元の大幅な需給緩和は今更材料視する問題ではなく、既に年初の安値に織り込まれているはずです。それだけ新規の刺激要素が無いということなのでしょう。

ベーカーヒューズによると、5月1日時点の米国のリグ稼動数は679基で21週連続の減少となり、2010年10月以来の低水準です。
WTI 相場の$60/bbl割れを契機に始まった稼動数の急減は、まだ止まりません。

ただ、相場が節目を超えるとリグ稼動数の流れも変るとの思惑が、原油先物の新規買いに慎重姿勢を取らせます。

引け後に米国商品先物取引委員会(CFTC)が発表した4月28日時点の建玉報告では、ヘッジファンドによるWTI 原油先物の買い越し幅は前週比0.7%減で5週振りに小幅縮小です。

 (参考図表)

総取組高は前週比0.3%減で2週連続の減少となっています。

2015/5/1
NYMEX WTI Jun: $59.15/bbl ( -0.48 )
20日移動平均: $55.54 ( +0.38 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $61.01/ -2σ: $50.07
 幅: $10.94 ( -0.68 ) / 100日平均: $12.78
ボラティリティ
 43.32 ( -0.72 ) / 100日平均: 51.07

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