原油相場は反発し、4営業日振りに終値が$50/bbl大台を超えました。
3月3日のNYMEX WTI 原油先物の終値は前日比93セント高の$50.52/bblで、引け後の時間外取引は$50/bbl台半ばです。
イスラエルのネタニヤフ首相が米国議会で演説し対イラン6か国協議を批判したことや、リビアの石油出荷港が攻撃されたことなどが強い材料として取り沙汰されました。
しかし、高値が前日水準に届いておらず、反発に余り力強さは感じられません。当面は底練りが続くのでしょうか。
リビアでは、石油関連施設を標的とした攻撃が頻発するようになっており、不安要素は増えています。しかし、同国の産油量は既に大きく低下してしまったので、トラブルが供給回復による需給バランス悪化を防ぐことはあっても、相場を押し上げる積極的な強材料にはなりませんね。
ところで、そのリビアでは足元の産油量が回復傾向という話も伝わっています。
■ Libyan Oil Production Jumps Despite New Attacks on Fields (The Wall Street Journal)
同国石油公社によると、日量33万バレル弱だった1月に比べ、直近の産油量は同50万バレル程度になっているされます。
一方、サウジアラビアは米国向けとアジア向けの4月積み原油販売価格を引き上げています。
安値による需要回復を見込んで強気に転じています。
また、タンカーによる原油の洋上備蓄は、相場の大幅な順ザヤが解消しつつあるので妙味が薄れているそうです。
■ Oil storage at sea stalls as profit play fades - Glencore (Reuters)
順ザヤ幅の縮小は、大幅な供給過剰が解消傾向の証しですね。
とはいえ、需要に関して中国からは気になる話題もあります。
新華社によると、1月末の同国の商業原油在庫は前月比4.2%増でした。4か月振りの増加で、数量もややまとまっています。
また、石油製品在庫も前月比6.9%増で、中でも軽油在庫は同10.3%増で12月に続いて二桁増加です。
1月の中国の原油輸入量は前年比0.6%減、前月比8%の減少でしたが、在庫は結構増えています。
国内産油量は大きく変化していないと見られるため処理量が低調と思われますが、その割に製品在庫も増えています。
ただ、季節的には旧正月に向けて製品在庫を積む時期で、1月末の水準としては今年の製品在庫が低い少ないことから、処理量の低下はかなり大幅なのかとも推測されます。
引け後に米国石油協会(API)が発表した週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は370~460万バレル増加の事前予想を下回る前週比290万バレル増に留まりました。
一方、製品在庫はガソリンが予想に反して増加、中間留分は予想を下回る減少とまちまちです。
2015/3/3
NYMEX WTI Apr: $50.52/bbl ( +0.93 )
20日移動平均: $50.13 ( +0.04 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $53.21/ -2σ: $47.05
幅: $6.16 ( -0.08 ) / 100日平均: $13.52
ボラティリティ
60.72 ( -0.38 ) / 100日平均: 42.28
3月3日のNYMEX WTI 原油先物の終値は前日比93セント高の$50.52/bblで、引け後の時間外取引は$50/bbl台半ばです。
イスラエルのネタニヤフ首相が米国議会で演説し対イラン6か国協議を批判したことや、リビアの石油出荷港が攻撃されたことなどが強い材料として取り沙汰されました。
しかし、高値が前日水準に届いておらず、反発に余り力強さは感じられません。当面は底練りが続くのでしょうか。
リビアでは、石油関連施設を標的とした攻撃が頻発するようになっており、不安要素は増えています。しかし、同国の産油量は既に大きく低下してしまったので、トラブルが供給回復による需給バランス悪化を防ぐことはあっても、相場を押し上げる積極的な強材料にはなりませんね。
ところで、そのリビアでは足元の産油量が回復傾向という話も伝わっています。
■ Libyan Oil Production Jumps Despite New Attacks on Fields (The Wall Street Journal)
同国石油公社によると、日量33万バレル弱だった1月に比べ、直近の産油量は同50万バレル程度になっているされます。
一方、サウジアラビアは米国向けとアジア向けの4月積み原油販売価格を引き上げています。
安値による需要回復を見込んで強気に転じています。
また、タンカーによる原油の洋上備蓄は、相場の大幅な順ザヤが解消しつつあるので妙味が薄れているそうです。
■ Oil storage at sea stalls as profit play fades - Glencore (Reuters)
順ザヤ幅の縮小は、大幅な供給過剰が解消傾向の証しですね。
とはいえ、需要に関して中国からは気になる話題もあります。
新華社によると、1月末の同国の商業原油在庫は前月比4.2%増でした。4か月振りの増加で、数量もややまとまっています。
また、石油製品在庫も前月比6.9%増で、中でも軽油在庫は同10.3%増で12月に続いて二桁増加です。
1月の中国の原油輸入量は前年比0.6%減、前月比8%の減少でしたが、在庫は結構増えています。
国内産油量は大きく変化していないと見られるため処理量が低調と思われますが、その割に製品在庫も増えています。
ただ、季節的には旧正月に向けて製品在庫を積む時期で、1月末の水準としては今年の製品在庫が低い少ないことから、処理量の低下はかなり大幅なのかとも推測されます。
引け後に米国石油協会(API)が発表した週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は370~460万バレル増加の事前予想を下回る前週比290万バレル増に留まりました。
一方、製品在庫はガソリンが予想に反して増加、中間留分は予想を下回る減少とまちまちです。
2015/3/3
NYMEX WTI Apr: $50.52/bbl ( +0.93 )
20日移動平均: $50.13 ( +0.04 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $53.21/ -2σ: $47.05
幅: $6.16 ( -0.08 ) / 100日平均: $13.52
ボラティリティ
60.72 ( -0.38 ) / 100日平均: 42.28