原油相場は4営業日振りに大きく反発しました。世銀が今年の世界経済の成長率見通しを下方修正し、米国原油在庫が大幅に増えたにも関わらず安値は$45/bblの節目を割らず、修正の反発を招いています。

1月14日のNYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$2.59高の$48.48/bblで、引け後の時間外取引は$48/bbl台半ばです。

米国エネルギー情報局(EIA)の週間統計によると、先週末の全米の原油在庫は予想を大きく越える前週比539万バレル増でした。
クッシング原油在庫も同178万バレル増で6週連続の増加を記録しています。

EIA150115

原油在庫の増加は、処理量が前週比日量53万バレル減少する一方で輸入や国内産油量が堅調なためですが、処理量も前年比では日量16万バレルのプラスとなっています。

一方、石油製品出荷量が3週連続の減少となったことから製品在庫の増勢が目立ちますが、製品出荷量も前年同期比では4週続けてプラスと悪い数字ではありません。

ところで、クッシング原油在庫は昨年2月以来の高水準になっているのですが、ブレントのWTI に対するプレミアムは足元でほぼ消失しており、クッシング在庫と米欧原油価格の値鞘との関係の希薄化が改めて浮き彫りとなっています。

Cusing150115

シーウェイ・パイプライン増強などによって中西部とメキシコ湾岸の原油在庫の一体化が進み、クッシング在庫の増減によるWTI 相場への影響は薄れてきました。

2015/1/14
NYMEX WTI Feb: $48.48/bbl ( +2.59 )
20日移動平均: $52.53 ( -0.43 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $59.85/ -2σ: $45.21
 幅: $14.64 ( +0.08 ) / 100日平均: $12.01
ボラティリティ
 45.26 ( +5.43 ) / 100日平均: 29.60

にほんブログ村 先物取引ブログへ