原油相場は反落です。新規の支援材料が無い一方、リビアの産油量は着実に増えているようで、上値の重い展開となりそうです。

8月18日のNYMEX WTI 原油先物の終値は前日比94セント安の$96.41/bblで、引け後の時間外取引は$96/bbl台半ばです。

イラク軍とクルド人部隊によるイスラーム国からのダム奪回の報道で、原油相場は軟調となっています。
イラク情勢を巡っては、米軍の空爆でイスラーム国のクルドへの侵攻は断固阻止される姿勢が示されています。

また、バグダッド中央政府で政権が変わり、強権的な前政権に反発していた集団がイスラーム国に対する同調姿勢を改め、一方的に圧されてきたイラク軍による攻勢を伝える今回のニュースもあって、イラクの供給障害リスクは大きく低下した格好です。

イラク情勢もウクライナ情勢も、供給遮断の実体がないまま雰囲気で相場を支えてきただけに、風向きが変わると脆い材料と言えますね。

一方、リビアの産油量は日量55万バレルになっている模様です。

 ■ Libya Oil Output Rises as Fields Ramp Up Production (The Wall Street Journal)

主要輸出港の操業が順調だと、早晩更に増加するのでしょう。
納会の近いブレント9月限に対し10月限のディスカウント幅は大きく開いており、先行きの軟調を伺わせますね。

2014/8/18
NYMEX WTI Sep: $96.41/bbl ( -0.94 )
20日移動平均: $98.68 ( -0.24 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $103.55/ -2σ: $93.81
 幅: $9.74 ( -0.82 ) / 100日平均: $6.47
ボラティリティ
 14.09 ( -1.15 ) / 100日平均: 13.45

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