米国の貿易収支の中で12月の石油の輸出が過去最高になったと報じられました。このところ、米国による石油輸出は毎月のように過去最高を更新しています。
下のチャートを見ても、石油輸入の減少トレンドとは対照的に、石油の輸出と国内原油生産量の増加が顕著ですね。
米国の石油需要は、2000年代半ばをピークに頭打ちとなっています。一方、シェール革命による2010年代に入っての国内原油増産は、原油輸入量を減らすとともに国際原油価格に対する米国産油の割安を招いて、石油製品の価格競争力を上げています。
とはいえ、米国の石油需要は昨年第2四半期以降回復傾向を示しており、米国エネルギー情報局(EIA)の予測でも2015年末にかけて底堅いと見られています。
また、キーストーン・パイプラインの延長部稼動により、中西部の在庫圧力が薄れて米国産油に対する欧州原油のプレミアム縮小も予想されます。
そのためか、向こう2年間は米国の石油製品輸出は日量200万バレルを大きく超えるとは予想されていません。これ以上の輸出記録更新の可能性は低そうですね。
米国では現在、1975年以来禁止されている国産原油の輸出について、解禁の議論が盛んになっています。しかし、こうした足元の需給バランスを見る限り、輸出解禁しても直ちに米国の原油が出荷されるというわけでは無いと思われます。
ただ、規制が解かれ米国原油価格が割高な国際価格に収斂することによって、天然ガスへの燃料転換が一層進むということも想定されます。
下のチャートを見ても、石油輸入の減少トレンドとは対照的に、石油の輸出と国内原油生産量の増加が顕著ですね。
米国の石油需要は、2000年代半ばをピークに頭打ちとなっています。一方、シェール革命による2010年代に入っての国内原油増産は、原油輸入量を減らすとともに国際原油価格に対する米国産油の割安を招いて、石油製品の価格競争力を上げています。
とはいえ、米国の石油需要は昨年第2四半期以降回復傾向を示しており、米国エネルギー情報局(EIA)の予測でも2015年末にかけて底堅いと見られています。
また、キーストーン・パイプラインの延長部稼動により、中西部の在庫圧力が薄れて米国産油に対する欧州原油のプレミアム縮小も予想されます。
そのためか、向こう2年間は米国の石油製品輸出は日量200万バレルを大きく超えるとは予想されていません。これ以上の輸出記録更新の可能性は低そうですね。
米国では現在、1975年以来禁止されている国産原油の輸出について、解禁の議論が盛んになっています。しかし、こうした足元の需給バランスを見る限り、輸出解禁しても直ちに米国の原油が出荷されるというわけでは無いと思われます。
ただ、規制が解かれ米国原油価格が割高な国際価格に収斂することによって、天然ガスへの燃料転換が一層進むということも想定されます。