原油相場は引き続き小動きです。需給の悪化見通しとドル高に圧されて一時$84/bbl台半ばに沈んだものの、ドルの切り返しと共に下げ幅を削りました。しかし上値も重く、動意は薄くなっています。

11月13日のNYMEX WTI 原油先物の終値は前日比19セント安の$85.38/bblで、引け後の時間外取引は$85/bbl台前半です。

国際エネルギー機関(IEA)の11月月報によると、2012年の世界の石油需要見通しは日量8,961万バレルで前月の予想より同6万バレルの下方修正、2013年の需要予測は日量9,044万バレルで前回より同4万バレルの下方修正です。
一方、OPEC非加盟国による石油供給見通しは2012年が日量5,325万バレルで前回予想より同3万バレルの上方修正、2013年は日量5,411万バレルで前月月報より同16万バレルの上方修正となっています。

需要は下方、供給は上方修正なので需給は緩む方向ですね。IEAはまた今年第4四半期の世界の石油需要見込みについて、前回の予想より日量29万バレル減の同9,010万バレルとしています。

油を売る日々-IEA1211

これに対しIEAによる10月の世界の石油供給量推定は、日量9,088万バレルで前月比同81万バレルの増加です。OPEC加盟12か国による10月の産油量は、前月比日量3万バレル減の同3,115万バレルと推定されています。

IEAの推定では、イランの産油量は前月比で日量7万バレル増の同270万バレルに回復しているようです。中国や韓国の調達増で、輸出も前月比日量30万バレル増の同130万バレルになっているとされます。

そのイランは、過去最大規模の空軍演習を行っていますが、市場の反応は鈍いですね。

 ■ Iran says it has tested new air defense system during drill in a ‘strong slap’ to US, Israel (AP)

中国の10月の国内原油生産量は日量423万バレル相当の1,791万トンで、前年比8.4%増となっています。8~9月の国内石油製品公定価格引き上げを受けて生産が堅調ですね。

電事連によると、10月の国内電力十社による発受電電力量は前年比1.8%減の700億kWhで、2か月連続の前年比マイナスとなっています。火力発電量は前年比7.0%増と、原子力発電が前年比73%減なのにも関わらず一桁台の伸びに留まっています。
火力発電用石油消費量は今年6月まで前年比100%を越える増加でしたが、10月は12.4%増に過ぎません。

今週は月曜が祝日で米国政府機関などがお休みだったため、API とEIAの週間統計発表が1日遅れとなります。

2012/11/13
NYMEX WTI Dec $85.38/bbl ( -0.19 )
20日移動平均: $87.00 ( -0.17 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $91.41 / -2σ: $82.60
 幅: $8.81 ( -0.96 ) / 100日平均: $9.28
ボラティリティ
 27.17 ( -0.08 ) / 100日平均: 28.48

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