原油相場は3営業日振りに反発です。$80/bbl大台割れで目先の下げ達成感が出たところに、ドル上昇の一服感もあって戻りを見せていますね。
6月22日のNYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$1.56高の$79.76/bblで、引け後の時間外取引は$80/bbl台前半です。
ブレント相場が一時$90/bbl大台を割りOPECバスケット価格も$90/bblを下回るのは、価格高騰による需要減退を懸念するサウジアラビアなどの一部産油国にとっても行き過ぎた下げと思われます。
とはいえ、原油生産は水道の栓をひねるようにすぐに増減できるものではありませんから、しばらくは供給過剰が続きますね。
このところの下げで、ブレントのWTI に対するプレミアムは以前の$15/bbl近辺から$11/bbl台に縮小しています。WTI 価格を圧迫してきた米国中西部の在庫は引き続き高水準なのですが、欧州需要への不安と米国需要の回復ムードを反映したものでしょうか。
米国石油協会(API)の6月月報によると、5月の全米の石油供給量は日量1,846万バレルで前年比0.5%増でした。年初から5か月間の平均は同1,843万バレルと前年比は2.2%減に留まっていますが、直近の数字には回復の兆しが見えますね。
米国の5月のガソリンの需要は日量882万バレルで前年比0.4%増、中間留分の需要は同373万バレルで前年比2.0%の増加となっています。
また、石油製品の輸出は日量315万バレルで前年比19.3%の大幅増です。
5月の米国内原油生産量は日量613万バレルで前年比8.5%増、原油輸入量は同887万バレルで前年比1.3%の減少です。ただし、カナダからの原油輸入は日量204万バレルで前年比3.8%の増加となっています。1~5月のカナダ産油輸入量平均は日量226万バレルで前年比7.6%増と、中西部原油在庫の増勢を裏付ける数字ですね。
引け後に米国商品先物取引委員会(CFTC)が発表した6月19日時点の建玉報告によると、ヘッジファンドによるWTI 原油先物の買い越し幅は前週比7.3%減で3週連続の縮小となりました。
2月下旬の買い越し幅ピーク時に比べて、ファンドの買い玉は7割減り売り玉は倍増となっています。
(参考図表)
メキシコ湾に発達中の低気圧は、米国東部時間の22日午後2時時点では熱帯性暴風雨になる可能性が引き続き70%です。今シーズンの海洋油田地帯に接近する暴風雨の第一号となるかもしれませんね。
2012/06/22
NYMEX WTI Aug $79.76/bbl ( +1.56 )
20日移動平均: $84.67 ( -0.52 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $90.60 / -2σ: $78.73
幅: $11.86 ( -0.49 ) / 100日平均: $10.29
ボラティリティ
27.50 ( +1.10 ) / 100日平均: 20.22
6月22日のNYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$1.56高の$79.76/bblで、引け後の時間外取引は$80/bbl台前半です。
ブレント相場が一時$90/bbl大台を割りOPECバスケット価格も$90/bblを下回るのは、価格高騰による需要減退を懸念するサウジアラビアなどの一部産油国にとっても行き過ぎた下げと思われます。
とはいえ、原油生産は水道の栓をひねるようにすぐに増減できるものではありませんから、しばらくは供給過剰が続きますね。
このところの下げで、ブレントのWTI に対するプレミアムは以前の$15/bbl近辺から$11/bbl台に縮小しています。WTI 価格を圧迫してきた米国中西部の在庫は引き続き高水準なのですが、欧州需要への不安と米国需要の回復ムードを反映したものでしょうか。
米国石油協会(API)の6月月報によると、5月の全米の石油供給量は日量1,846万バレルで前年比0.5%増でした。年初から5か月間の平均は同1,843万バレルと前年比は2.2%減に留まっていますが、直近の数字には回復の兆しが見えますね。
米国の5月のガソリンの需要は日量882万バレルで前年比0.4%増、中間留分の需要は同373万バレルで前年比2.0%の増加となっています。
また、石油製品の輸出は日量315万バレルで前年比19.3%の大幅増です。
5月の米国内原油生産量は日量613万バレルで前年比8.5%増、原油輸入量は同887万バレルで前年比1.3%の減少です。ただし、カナダからの原油輸入は日量204万バレルで前年比3.8%の増加となっています。1~5月のカナダ産油輸入量平均は日量226万バレルで前年比7.6%増と、中西部原油在庫の増勢を裏付ける数字ですね。
引け後に米国商品先物取引委員会(CFTC)が発表した6月19日時点の建玉報告によると、ヘッジファンドによるWTI 原油先物の買い越し幅は前週比7.3%減で3週連続の縮小となりました。
2月下旬の買い越し幅ピーク時に比べて、ファンドの買い玉は7割減り売り玉は倍増となっています。
(参考図表)
メキシコ湾に発達中の低気圧は、米国東部時間の22日午後2時時点では熱帯性暴風雨になる可能性が引き続き70%です。今シーズンの海洋油田地帯に接近する暴風雨の第一号となるかもしれませんね。
2012/06/22
NYMEX WTI Aug $79.76/bbl ( +1.56 )
20日移動平均: $84.67 ( -0.52 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $90.60 / -2σ: $78.73
幅: $11.86 ( -0.49 ) / 100日平均: $10.29
ボラティリティ
27.50 ( +1.10 ) / 100日平均: 20.22