先週初めに下値を確認して反発に転じた原油相場ですが、独立記念日の連休明けには20日移動平均線も超え、移動平均線も上昇に転じています。

何となく地合が好転していますね。ボリンジャーバンドの上限を目指して、$100/bblの大台を抜く一段高となる展開でしょうか。

米国の5月の製造業受注指数は予想より低いとはいえ、前月からは大きく改善して石油需要の見通しに楽観的なムードを与えています。

モンタナ州でエクソンモービルのパイプラインが漏洩を起こして停止していることも支援材料となっています。
1,000バレル程度の原油が漏れてイエローストーン川に流れ込んでいると報道されていますね。
日量4万バレル程度の小規模なパイプラインですが、市場のムードが強気に傾いていると何でも材料視されます。

また、バークレイズが2012年の原油相場見通しを3月時点の予想から上方修正し、ブレント原油を$105から$115/bblに、WTI を$106から$110/bblとしています。

とはいえ、同社は2011年の見通しについてはブレントは$112/bblで据え置き、WTI は前回より$6下方修正して$100/bblとしていますから、目先のWTI 相場への影響としてはむしろ上値抑制要因ですね。

一方、サウジアラムコが8月積みアジア向けのアラブ・ライト原油の価格を、前月比10セント引き下げる通知を出しているようですね。
Saudi Arabia trims Arab Light prices to Asia by 10 cents a barrel (Gulf News)

震災や節電の影響が経済活動を抑制する日本や、景気減速懸念の高まる中国の原油需要の減退を示しているのでしょうか。

さらに軽質のエクストラ・ライト原油は、アジア向けだけでなく欧米向けも値下げのようです。

また、ポルトガル国債が格下げされており、欧州の信用懸念がユーロ安を再燃させて原油相場の上値を抑える可能性もありますね。

2011/7/5
NYMEX WTI Aug $96.89/bbl ( +1.95 )
20日移動平均: $95.56 ( +0.14 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $101.94 / -2σ: $89.19
 幅: $12.75 ( -0.31 ) / 100日平均: $14.76
ボラティリティ
 32.82 ( +0.74 ) / 100日平均: 33.38

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