おはようございます。
宮崎は、朝から雨です。
普段、私はテレビをほとんど見ないのですが、今朝はたまたまつけていました。
めざましテレビで、「小1プロブレム」というキーワードが出てきました。
ネットで検索すると、今朝の朝日新聞に載っているようです。
「小1プロブレム」、東京の公立小24%で
2009年11月13日8時18分 (asahi.com)
小学1年の児童が教室で立ち歩いたり、勝手に出て行ったりして授業が進まない状態が昨年度、東京都の公立小の4分の1で起きていた――。都教育委員会は12日、こんな調査結果を明らかにした。こうした状況は「小1プロブレム」と呼ばれて各地で問題になっており、都教委の担当者は「1年生の授業が混乱する事態は珍しくないことが裏付けられた」としている。
都教委によると、調査は都内の全公立小学校長約1300人が対象で、昨年度勤務した学校での状況を尋ねた。「1年生が落ち着かない状態が続いた」と答えた校長は24%。発生時期は4月が57%で最も多く、「年度末まで続いた」という回答も55%に上った。
児童の様子で多かった回答は、「授業中に立ち歩いたり、教室を出て行ったりする」(69%)、「担任の指示通り行動しない」(62%)など。実施した対策で最も多いのは「他の教諭が学級に入って協力した」(63%)で、「非常勤講師などの派遣を受けた」(37%)もあった。
効果的と思える対策を尋ねると、「担任を補助する教員の配置」(81%)、「1学級の児童数の削減」(64%)などの回答が多かった。都教委の担当者は「教員同士や保護者との協力で取り組んだ事例集を作るなど、解決へ向けた対応を考える」と話した。(岡雄一郎)
この記事を読んで、苦笑してしまいました。
もう20年以上前の事。
私は、教員養成の大学に通っていました。
大学3年生の時に、「観察実習」というのを何度か体験しました。
1週間ほど学校に行って、現場の先生の実践を見学させていただくのです。
初めての観察実習は、小学1年生のクラスでした。
何日間か見学したころ、担任の先生がおっしゃいました。
『次の時間は会議があります。
すみませんが、この1時間だけ子どもたちを見ていてくれませんか?
折り紙でこれを折る方法を教えてあげてください』
私は、担任の先生に課題も与えられ、至れり尽くせりで初めての授業に挑みました。
子どもたちとの信頼関係も出来ている。
授業も、今まで見ていたので大丈夫。
折り紙の折り方を伝えるくらい、たやすいことだ。
正直、見るだけの授業には飽きがきていたのです。
自分で教壇に立ってみたくて、ウズウズしていました。
しかし・・・
私が説明を始めると、半数の子どもたちがどっと教壇の周りに押し寄せてきて、
それぞれ口ぐちに、大声で質問してくるのです。
「え~?先生、ここどうするの?」
「わからない!ここ教えて~!!」
私はうろたえました
さっきの時間まで、みんなおとなしく座って聞いていたのに!!
そのうち、後ろの方ではケンカが始まり、泣く子も出てきました。
授業は収拾がつかず、あせればあせるほど、ハチャメチャになりました。。。
子どもたちは小学1年生。
まだまだ幼稚園の延長です。
怪獣みたいです・・・
私は、、、自分の実力のなさと、プロの先生の偉大さを、まざまざと体験する事ができました。
自分がどんなに思いあがっていたかも。
小学1年生に限らず、しっかりクラスをまとめていらっしゃる担任の先生、素晴らしいと思います
その中で、この記事のように「小1プロブレム」があっても、何も不思議はありません。
先生方、がんばって
私たち父兄も、温かく気長に見守ります。
また、できることは全面的に協力したいなぁと・・・思っていますヨ。
「小1プロブレム」なんて、今に始まったことじゃない。
みんな、がんばってるんです。
子どもも大人も、学生も。
そして、過去も、現代も。
そんなことを思った、雨の朝でした。