自分を知る学校、びーだのこと。 | 「そよそよの家」から風便り

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静岡県浜松市浜北区にある「学校に行かない子たちの居場所 そよそよの家」の日々を風にのせて届けます☆

こんにちは、そよそよの家です。


今回は、そよそよ代表加藤の根底にいつもいつもいつまでもある、浜松市の富塚にある

自分を知る学校 デモクラティックスクール「びーだ」の紹介です。


私の核となるものなのでまたまた長文お許し下さい。



まずは、9月30日のびーだフェスタの情報シェアから。


ぜひ覗いてみて下さい音符

出店もあるようですよキラキラ


https://ameblo.jp/vida0408/entry-12819184696.html 


びーだは、私が生まれ変わった新たな始まりの場所。第二の母の子宮と言ってもいいくらい。

長男が小学6年生から
自分で選び、電車とバスで1年半足繁く通った場所で、
長男が自分を取り戻したのと同じくらい、
私も自分を取り戻した場所です。

長男は世にいうところのADHDらしい。
でも私には産まれた時からずっとえらく可愛い面白い最高の子でした。
好きなものへ向かう行動力、集中力。
いつでも楽しくそれに付きあってきました。

それは例えば、ミニSLなら組み立てから解体まで居座ったり、何時間でも付きあったなぁ。
虫採りは朝から懐中電灯を持って晩まで。
絶対に諦めないんです。

でも、入学すると…
学校では離席でフラフラ。
出席番号すら覚えてきません!
学校からは一日おきに困りました電話が鳴り、

頑張らせても頑張らせても、みんなの下をぶら下がって落ちないようにしているだけ。
(と私が感じただけ。)
魚が陸でピチピチもがいている様にも見えました。

無知だった私は、学校が辛くないように、ADHDの薬を飲ませ5年間も学校へ通わせてしまいましたが、

世間より息子を信じたい。
学校より息子を信じたい。
息子はこんなもんじゃない。
本当に面白くて可愛い子なんだから!
もっと他にやりようがあるはず。

という気持ちが常にありました。
違和感ですね。
なんだか彼の目がキラキラしていないような。

今となって面白いのは、学校行きたくない、とは言わずに、笑顔で登校していたことです。
自分をちゃんと知っていた彼は、
学校で「やらなければいけないこと」を
やらないでいる力がありました。

それは例えば、宿題のプリントに真面目な友達の名前を書いてごみ箱に捨ててきたり。

そして、先生には怒られことが一度もないという、生まれつきの超ポジティブ人間(笑)

ということで彼を不登校にしたのは、まぎれもなく、ある日の新聞で知ったびーだを彼に教えた私です。

私と息子は、知ったらすぐに見学に行き、すぐにメンバーになりました。
学校へ行きたくないと言わなかった彼が、夜中まで父親の帰りを待ち、涙ながらにびーだに行きたいと訴えたのです。
自覚はなくても、学校は窮屈ながらに、楽しく過ごせるように努力してきたんですね。
あれらは努力だったんです。

びーだに入った息子はまさに水を得た魚。
幼いころのキラキラした目に戻っていきました。

デモクラティックスクールが何なのかは書きません。
もし、ご興味ありましたら調べてみて下さいね。
その楽しさと、ワクワクを体験してほしいからですラブ
そして書ききれないからです…)

びーだとの出会いは、驚きの連続でした。

あまりにワクワク過ぎて、会話もはっきりと覚えています。

「フリースクールとデモクラティックスクールは違うんですか?」
「やっていることは同じだったり似ていたりだけど、これぞ教育だ!と思ってやってます!」
(スタッフゆっきー、ことゆきさん)

大人の集いで、あるお母さんが
どこまでいっても『自分』、なんだよね。」
「〇〇(子どもの名)が苦しんでた時って、今を生きていない時だったなぁ。」

ずっとデモクラティックスクールで学んできた子が家に遊びに来たとき
息子の「やること表(宿題、とか、洗濯物片付け、とかチェックするやつ)」を見て
これは〇〇くんがやりたいって言ったの?」

そして、学校に馴染む為に飲んでいたADHDの薬を
自分の好きなことがよくわからなくなる。だからやめる。」
と自分でやめたこと。


そしてそして、私にとってのびーだ1番の目玉は

「今日休むね。」や「オレ行かない。」などに対するスタッフゆきさんの
はーい!ウインク(笑顔の即答!)」
サバサバっ。

初めはね、思うんですよ。
え?みんなと一緒に行かないの?
作らないの?やらないの?
みんなとキラキラしてほしいな。って。

息子、ブログにもほとんど登場しなかったしね。

でもこれは親の気持ちなんですよね。
子どもの今を信頼してなかったんです。

何度もデモクラティックスクール(サドベリースクール)の読みものを読みました。

その度に本当にどきどきしてワクワクして
実践しようって。

信頼して息子本人に任せようって。

スタッフのゆきさんは、子どもだけじゃなく、
私たち親の事も心から信頼していました。

びーだ入りたての頃、電子ゲームだけは許せなくて、ゲームにはまる息子を
「褒める所が何もない。」(酷いですねガーン
とゆきさんに言った私を何も咎めませんでした。
咎めるどころか、アドバイスもヒントもないんです。
傾聴と、ゆきさんが色眼鏡かけずに観た息子を伝えてくれるだけ。

信頼です。
親も子も学んでいるに違いない。
息子が姿で教えているに違いない。
という信頼だと今分かります。

信頼は相手を心から尊敬することでもあります。

本当に信頼されて任された息子は
姿で教えてくれました。

全部全部、ちゃーんと自分で、学びとっていることを。

信頼は私の核です。
彼の姿は、私自身の幼い日の思いから、キラキラ出来ない学校生活、習い事、趣味、辛くていつも体調を崩していた保育士としての仕事、疑問だらけの今時の子育て…
全部の絡まった糸を解いて、もうきっと絡まない丈夫な糸で全て繋ぎ直してくれました。

だから私は今、笑顔で学校へ行く子たちをみても1ミリも気持ちは揺れないし、

うん、学校とか、関係ないな。
何を見ても揺れないのです。

今、学校へ行かない選択をしているお子さんを持つお父さん、お母さん。

安心して悩んで下さいね。
笑顔になれなくても、涙が出ても、
まだ何を信じて良いのか分からなくても
大丈夫です。

私はただのオカンですが、

私が100%信頼しています。


ちなみにびーだは教員免許をもつスタッフの方が、
これぞ教育だ!という信念で運営されていますので、
ご興味ありましたら、ぜひ一度足を運んでみて、スタッフのゆきさんとお話してみてくださいね!


長文失礼しました。
お読み下さりありがとうございましたおねがい