我が家が日頃よりお世話になっている地元の生協、常総生協coop-josoで

生産者さんとの交流会が開催されました



お魚


興味深いテーマだったので参加させていただきました



分科会では、
お化粧品のアーダー·ブレーン
石巻の練り物 高橋徳治商店

輪島で塩蔵を営む橋本さん


のお話を聴くことができました



ここで、私が学んだことをシェアします



化粧品、アーダーの佐藤さんは、化粧品会社ですが(笑)塩の話とか、水の話も熱心にされていました



まず生協との付き合いは20年ほど前のアサザプロジェクトに始まるそうです

大学教授からも学びながら、霞ヶ浦湖に水草のアサザを植えて水をきれいにする、そして、生息しなくなってしまっていたアシやヨシが生えるように、という活動だったそうです


「家庭の排水口は海への入り口です」


霞ヶ浦も家庭の排水で汚れた経緯があるそう


私も家庭で使う洗剤や石鹸など、なるべく身体に優しいものを使いたいと思っています

それはそのまま地球に優しいものなのですよね



例えば、掃除に手軽に使われるメラミンスポンジはマイクロプラスチックの細かい粒子となり、下水から海へ流れこみ、そのまま海の生き物の口に入ってしまう

のです

それはいずれ私たち人間の元(食卓など)に戻ってくるのです


私は掃除で磨くときに自然由来のものを使うようにしていて、重曹や酸素系漂白剤、アルカリウォッシュ、クエン酸、粉石鹸などを使っています



今日のお話ではありませんが、町に落ちているごみもすべていずれは海にたどり着くのだと聴いたことがあります


それを魚や鳥たちが食べてしまうのですね


私たちは、洗剤だけでなく、自然に分解されないプラスチックの製品を利用することを減らしたり、

当然ですが、町にごみを捨てない、ごみを見つけたら拾う、

生活の中でもごみをなるべく減らすようにするといいと思います



水のお話としては、こまめに水分をとる、というのは、一時間あたり250ミリリットルの水を飲むこと、コーヒー、紅茶、ビール、日本酒は逆に脱水状態になる


そして、塩(ミネラルが多く含まれるもの)をなめながら、水を飲むといい、とお話されていました



50分ではとてもお話が終わらないご様子で、後から試食と交流の時間がありましたが、その時にも面白いお話をたくさん聴かせていただけました





高橋さんは、東日本大震災の被災地、石巻で無添加の練り物を作っていますが、引きこもり、無業の人にも働いてもらうために野菜、果物の加工場を始めてまもなく6年になるそうです


引きこもりの人たちのことを「支援する」のではなく、「支え合う」のだそうです 


上下の関係性ではなく、横並びなのですね



被災地に必要なのは、心のケア、心の復興だそうです



「おかしいと思ったらもっと考えるべき」とお話されていました


野生動物の目で見る
社会的弱者の目で見る


そして、「自分はどう生きるか」が大事

というお話に大変学ばされ、共感しました





最後の輪島の塩蔵屋、橋本さんは、今年元旦の能登半島地震の輪島の被災の状況といま、これからについてご報告くださいました

輪島の市場が全焼した様子、
ご自身の製塩所は奇跡的に被害を免れ、製塩士さんもご家庭などに被害が少なく、片付け、修繕を経て2月から塩蔵を再開しているそうです

市場が全焼してしまったので、そこにあった橋本さんの住まいや経営していた食堂も焼けてしまったのですが、今は金沢に避難し、片道100キロ2時間かけて通勤しているそうです

また、市場のお仲間たちも、仮の住まいに移住したりしながら、以前営んでいたお店を再建するべく、行政や業者、たくさんの人の力を借りながら奮闘し、金沢市金石地区で3月23日に初の「輪島出張市場」の開催が決まっているそうです

港は、土地が隆起してしまったことで船が出せず、300曹もの船が停まったままだそう
そのため、水揚げがない中で市場で取り扱う商品をなんとか製造するという日々だそうです


元の市場に関しては、これから長い年月をかけて、仮の市場を経てから元の姿に戻すという計画だそうです

これから、復興への道のりは長いのですね


常総生協では来週、職員が支援物資を運びながらお手伝いに行くそうです


ちょうど今、私の親戚も関東からボランティアに行っています

一週間、子どもに関わる活動をする予定とのこと

帰ったら、また話を聴かせてもらいたいと思います


今回の交流会では、生協の生産者さん=プロから興味深いお話をたくさん聴くことができてとてもよかったです

ありがとうございました😊