ボルダリングに、バレー、野球、卓球。そよ風は、身体を動かすのが好きなメンバー多数で、毎年トレッキングにも行っています。
月山姥ケ岳周遊や、蔵王山熊野岳などですが、今回は、院内の作業療法で作った前掛けを、姥神様に奉納するという目的のトレッキングに初挑戦しました。そもそも、この前掛けの奉納は、あの震災の年から続いているもので、8年目になります。あの震災の年の5月、ある方が「あのよ、地蔵様に前掛け奉納すっだい…」との一言から始まったものです。OT室の窓から見える、なじみの山の姥神様になら奉納可能となり始まった活動です。
こんな話をデイケアでしたら、「じゃあ、今年は、俺たちで行こう!」と、勇士が集まりました。
・5月26日(日) ≪龍山の2つの姥神様をかけるトラバースコース≫ 所要タイム:4時間(休憩含む)
・コースおよびコースタイム
西蔵王牧場駐車場 8:20出発 - 姥神コース登山口 8:40 - 姥神様1 9:45 - 姥神登山口 10:20 - 牧場の縁ト ラバース 前瀧コースとの分岐 11:05 - 姥神様2着 11:30 (弁当食べて11:55出発) - 西蔵王牧場着 12:25
水神様に一礼して出発。モリアオガエルが、ケッロケロの大合唱.
ここからは、ひたすら上る直登コースです。おしゃべりできる速度を心掛けま~す。
登ること70分。姥神様手前の3メートル弱のジャングルジム(の様な手すり場)。登りはいいけど下りで少々難儀した人あり。ここさえ超えれば、すぐ目の前の崖のふちに姥神様がいらっしゃる。
まだ、古い去年の衣装。お賽銭が沢山上がっていた。飯豊の石ころび沢なんか歩いてた山男は、なんと地下足袋です。「龍山は、冬来たなあ、若い頃」とのこと…。ムム…。
新しい衣装に。やさしいお顔の姥神様です。ここからは山形市内も遠望できます。
ここをあと1時間登れば、山頂ですが、私たちは踵を返して、登った道を下ります。下りはノンストップ。尻もち1名。身体能力高く、何事もなし。
こんな感じの下りはじめ…。周囲は、降るようなハルゼミの大合唱です。
登りより、下るのが難しい。
龍山は山岳信仰や修行の場。この小さな洞窟(?)でも、なんか修行してたんですね。
2つめの姥神様。震災の年、台座に姥神様がなくなっていました。左下の林の下10メートルくらい落ちていたのを、見つけて担ぎ上げたのが、鬼S&あが大王です。8年ぶりに挨拶していました。姥神様も笑ってた(?)
目的地に到着してほっとひと時…。さすがにトラバースの時間は暑かった。(本日の山形市の最高気温35度) 熱中症を心配して、あが大王が冷たい沢水を、有無を言わせず全員の頭にかけました。すっごくカッコよかった~(*^_^*)
いやいや、山に行くから「お握りと唐揚げ」という注文に、「え?聞いてネッけ」って、普通の弁当。お汁もれる…。デ○カ~しっかりじで~。BUT、味は上手かった。
ここからは30分やさしい森の坂道を下るだけ。皆一様に一安心の表情です。熱い中でしたが、意外と山は風が涼しく、最高の山行でした。もう、「次は、山頂を目指すトレッキングがしたい」との希望あり!この後、蔵王温泉で、ひとっ風呂の、極楽コース。
MASATO: 龍山の 姥神様に 会いに行く
いい思い出になりました。
今回の姥神様周遊は4時間を超す行程なので、行きたいと希望したのに、こちらでストップをかけた数人の方々が居ます。ごめんなさいネ。また別の機会に、外遊びしましょう!