MOSS試乗会、前半はスポーティな板を試乗しましたが
後半はスノースティックにも乗らせてもらいました。
スノースティックはカタログスペックは考えないようにして乗ります。
僕がいま求めてるのはカービングターンでの性能ですが
板のデザイン的にはスノースティックみたいな
アナログ感あふれる板の方が好みだったりもして
趣味として所有するなら断然こっち的なスタンスでもあります。
それで最初に「短くてスワローテールで後ろに乗るやつ」をお願いして
出してもらったのが、上の写真の板。名前とか長さは控えるの忘れたけど
まさしく試してみたかったタイプの板であります。
いざ試乗してみると、けっこう、かなり普通。乗りやすいです。
ノーズの幅のせいか、ターンでは平べったい板に乗ってる感もあるけど
思いのほかエッジグリップもあって、充分カービングをエンジョイできそう。
スタッフの方に説明してもらったには、見た目的には
随分と後ろに乗ってるみたいだけど、実際に滑走中に当たる
有効エッジの範囲から考えたら、そこまで後ろに乗ってないので
難しくないとのことでしたが、確かにその通りでございます。
ただ、先端が尖ってるのが、刃物とか危ないものを
人に向けてるような感じがして、心落ち着かない部分もあったりで
先が尖った板は僕の精神構造的に向いていないとも思いしったのでした。
お次は新型、C3とかいう短い板です。
C3はグラフィックも形状も、ものすごく好み。
ネットで見たときは色は真っ白だと思っていたのですが、
実物は青緑がかった白色でした。
乗ってみると短いせいか、縦に落ちてるときは安定感が弱い感じですが
曲がってるときは妙に安定感があります。それよりも、なによりも
常に眼下に四角いノーズが見えるのが気になって仕方ありません。
でっかい消しゴムに乗ってるような気分になる板でしたw
そしてスノースティックの中で最も気になってたのが、
このJELLY FISHという板。
なんといってもテールのおもしろ形状がすごく好み。
この形により、極端な後ろ乗り姿勢での滑りも楽しいとのことです。
乗ってみると、すごく、なんか、妙に、バランスが良い!?
取り回ししやすいし、エッジグリップも良いしで、かなりしっくりきます。
見た目だけでない優秀なオールラウンドボードって雰囲気。
なんというかターンするのが楽しいって感じで
雪面のコンディションが良ければ余裕でガッツリと
板を立ててカービングターンを楽しめそうです。
個人的にはこの板、めちゃんこ気に入りました。
この形状で、これだけ滑りが良ければ、きっと満足感抜群なはず。
スノースティック試乗の最後に、長いスワローテールのパウダー板を
乗りたいと言ったら、それらは割と普通のボードなフィーリングだということで
面白いところで出してもらったのが何と、180CM台の長さの板。
後ろ姿勢気味で乗らないと曲がりにくとのことです。
これ暴走しちゃうんじゃないかと心配ではありましたが、乗ってみると
案外普通。普通にズラせるし、身長163cmの僕でも制御できます。
ただカービングとなると、長さの割にはエッジグリップが低すぎで
攻めて乗る板では全然ありませんでした。しかし、この板で、広々とした
ゲレンデを大きな弧を描いてクルージングしたら、さぞかし気分がよいでしょう。
言葉は悪いけど、褒め言葉的な意味で馬鹿ボードであり
めっちゃ長い板でスノーボードしてます!っていうのは
やはり趣味として、かなり自己満足が高いのではないでしょうか。
ただ、今回いろいろ試乗させてもらって僕が一番求めてるのは
カービングでのエッジグリップであることがわかりました。
それならハンマーヘッドの板がベストでありますが
形状的にも乗り心地的にもJELLY FISHはものすごく優良な板。
何年も継続的に販売してくれれば、カラーリングによっては買っちゃいそうです。



